暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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「指環物語」が映画化されたときに、まさか、この表題作品もがこの様な実写で作品化されるとは夢にも思わなかった。しかし、ハリウッドというところは、時折、夢を現実にしてしまう場所であるから、もしかしたらアリかなぁって期待もどこかにあった。世界三大ファンタジーというのは、実は日本人には大変馴染みが薄い。もう一作の「ゲド戦記」は、ジブリでアニメーション作品になるらしいが、確かに、筆者の想像の中でも、ゲド戦記が一番映像化が難しい作品である。勿論、この「ナルニア国物語」だって、動物が人間と同じ会話をしてしまったり、物語に出て来るこの動物たちは、本当に人間と同じ考えや行動をする。そういうある種の「違和感」というのは、「読み物」の中では読み手の想像力の範疇で解決してしまうものであるから良いが、映像世界での表現や感動はなかなか完成しないという認識がある。しかしながら、この作品というのは、「ディズニー」というキーワードをもってしてみれば全てが解決してしまうという結論に達した。

そう、流石にディズニーという、その持てる力を惜しみなく発した作品である。

全編を通して、まず、撮影技術や美術が大変細部にまでわたり凝っていて、更に最新の技術と、何よりも技術者の拘りがある。しかし、だからといってそれをひけらかしている訳では無い。変な言い方かも知れないが、ディズニーは今まで、アニメーションで様々な手法や表現を試みてきた。そしてそれらは、アニメという土壌でしか出来ない表現でもあった。しかし、この作品には、今までアニメーションでしかできないと思われてきたことを殆ど可能にしてしまった。この点に関しては、今まであった沢山のファンタジー作品のどれよりも優れている。つまりは、新技術なのに全く不自然でない描写表現を、違和感の無い構成の中に纏め上げている。実に見事である。

また、子役の遣い方が上手い。これもディズニーならでは経験値蓄積の賜物である。これもアニメーション作成の際にはキャラクター考案から始めるのであるから、役者選びに関してもそのノウハウが如何なく発揮されたのであろう。特にルーシーのキャスティングといい、彼女への演技指導といい、更には、ジョージ・ヘンリーという子役俳優をこれだけ魅力的で、幼いヒロインとしてスクリーンに登場させたことは残念ながら世界の中で、このディズニーという名のチームでしか出来ない離れ業なのである。勿論、ペベンシー兄弟は4人ともみな魅力的である。そして、この兄弟には、これまでディズニーが培って来た「魅力的な役作り」の全てが投入されている。いつしか、このディズニーマジックに観客は填まってしまう。

そして、何といっても「感動の連続」である。そう、過去にこれほど「泣いた」ファンタジー作品があっただろうか? 過去にあった色々なファンタジー作品とは全く違うコンセプト。つまりは、自分達の理論とノウハウというディズニー方程式に当てはめただけでなく、それで新しい解を導き出してしまったのである。

ベタ褒めをしてしまっているが、本当に最初から最後まで、ディズニーの底力を感じた。そして、ラストに残るものも、単に物語の終焉でなく、それを完結させるのは、この作品を鑑賞したひとりひとりに委ねているという、「ディズニーらしさ」なのである。ここまでディズニーらしさに徹してくれたとき、この物語は第一章の時点では「遥かに原作を超えた」もしくは「原作とは全く違う作品」を作り上げたのである。映画という試みが「総合芸術」だと、こういう作品を鑑賞するとつくづく実感し、さらに満足するのである。


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by turtoone | 2006-03-06 23:05 | 映画(な行)