暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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カテゴリ:映画(は行)( 72 )

ビッグ・フィッシュ

最近映画を見るときに、事前情報で余計な先入観をもってしまうことが多く、その実際の観賞とのギャップが大きいことが多い。b0046687_9245425.jpgこれは良くないことであるのだが、現在のように色々な媒体であらすじ以外にも情報やプレビュー評、特に配給会社自体が作品のバックボーンを解説したりする資料も莫大で、それをすべて読んでいると不思議と作品ストーリーも出来上がってしまう。

しかし、限られた時間の中で観賞する作品を選択するには、情報も必要だ。

この作品は勝手にもっとテンポが速いのかと思っていた。原作を読む時間が無かったが、やはり作品の事前の情報量がたくさんあり、これだけの内容を2時間の中に押し込めるにはシーンの切り替わりも頻繁でトントンいくのだろうと。事前情報の受容はある程度制限した方が良いと思った。

ティム・バートンに関して少し触れると、筆者にとっては、イコール「バットマン」の世界観なのであるが、知人の殆どが「シザーハンズ」や「スリーピーホロウ」を上げていたのに多少驚いた。バットマンは独特の世界観があり、たとえば、全編に亘る主人公の心中に通じる暗い画面やゴッサム・シティーのコンセプトは、その後の数多の作品にも大きな影響を与えている。

この作品は、「明暗」をうまく使い分けていて、脚本の構築の基調がここにある。特に「明」の部分が印象的で、思わず声を出してしまうほどの感動を与えられるのは、やはり、バットマン等で「暗」の部分の表現法を知り尽くしていたこの監督だからこそ、為せる業だと思った。


前言撤回する訳ではないが、バットマンを支持しているのなら展開が速い筈ないのに、やはり余計な情報は不要なのだある。

また、これを機会にティム・バートンに関しての自分の固定観念も払拭する必要があると感じた作品だった。


公式サイト
allcinema ONLINEの作品ページ

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by turtoone | 2004-12-05 10:05 | 映画(は行)

ハウルの動く城

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宮崎アニメはいつもプロモーションが独特であるが、今回の作品は正直なところ、このプロモーションに騙されたという印象である。まずはヒロインの声だ。18歳から90歳を出来る声として、選んだという倍賞さんに期待したが見事に外した。所詮、声優が本業でない彼女に声を使い分けはできず、特に若い声は艶が無く、かなり無理があった。他の俳優は然程気にならなく、世間に言われるキムタクのハウルも、別に、キムタクだと思えば良い。というか、宮崎監督はキムタクのアテレコを聞いて初めてハウルってこういう声だと感じたらしいが、それが、結論から言えば、キムタクだからそれでいいっていうところがある。筆者はハウルイコールキムタクで観ていたからもそれで正解だった。

但し、ストーリーは理解に苦しんだ。ネタバレしない程度に言えば、これはただのラブストーリーで、この作品から得るものは何も無かった。「千と千尋」「ナウシカ」から得られる様な感動は全くといって無い。

しかし、ふたつだけ、宮崎さん特有の世界を見せつけてくれた。ひとつは、「千と千尋」でも、千尋の境遇が突然変わったときと同じように、今回は突然90歳の老婆になったときの人間の心の描写と、ではそういう場合に人間は何をすれば良いかという彼なりの提言には、いつも関心させられる。

もうひとつは、「空」へのこだわりで、これは「もののけ姫」以外の作品ではすべて、空を飛ばしているが、今回は「空を歩く」ことにこだわり、それを観客にも教えてくれた。映像的には空の階段を下りるときって、こういう感じだろうなっていう疑似体験をさせてくれた。

こういう素晴らしい脚色が随所にあった故、作品の主題が不明だったのは残念だ。


最後に、日曜ということで小さな子供連れが多く、全く関係ないところで「笑われる」のには、正直メーワクだった。やはり21時以降でないとジブリはゆっくり鑑賞も出来ないのにも困ったものだ。


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by turtoone | 2004-11-21 15:15 | 映画(は行)