さて、歴史になにを残すのか?
2004年 11月 07日
大統領2期目は、俗に「歴史に名を残す」ことをする4年間であると言われる。しかし、近年のアメリカに然程余裕をもった大統領など存在していない。
しかし、ブッシュという大統領は、名君という定義には程遠いが、実は、案外、大変な名を残すことになる可能性が高い大統領である。というか、時代が彼を選んだのかもしれない。
御存知の通り、ブッシュは一期目の最初の頃は一体何をしていたのか?アポなしムーアに言わせればゴルフとキャンプデービッド三昧だったというが、言われてみれば、彼が国際社会のリーダーシップを取るようになったのは、9.11以降である。そして、強いアメリカを前面に押し出し、大統領の周辺も、パパブッシュ時代の強力な参謀によった固められた。そして皮肉にも20世紀末に失速しつつあったアメリカの世界的権威を取り戻すのに、戦争は最高のシナリオだったに違い無い。そしてそれは「強いアメリカ」と同時に次の段階である「安定した国家」への布石としての彼自身への期待の表れが、国民投票に繋がったといえる。
強いアメリカを作るのが彼の使命だとすると、後は「どういう強さ」なのかになる。今回は宗教右派の支持層が基盤となっている以上、イラン・イラク問題はもとより、イスラエル・パレスチナなど中東に関しては、矢張り多くの火種を抱えての出立となる。そして、予想以上にそれは早く彼の頭を悩ませそうだ。
しかし、ブッシュという大統領は、名君という定義には程遠いが、実は、案外、大変な名を残すことになる可能性が高い大統領である。というか、時代が彼を選んだのかもしれない。
御存知の通り、ブッシュは一期目の最初の頃は一体何をしていたのか?アポなしムーアに言わせればゴルフとキャンプデービッド三昧だったというが、言われてみれば、彼が国際社会のリーダーシップを取るようになったのは、9.11以降である。そして、強いアメリカを前面に押し出し、大統領の周辺も、パパブッシュ時代の強力な参謀によった固められた。そして皮肉にも20世紀末に失速しつつあったアメリカの世界的権威を取り戻すのに、戦争は最高のシナリオだったに違い無い。そしてそれは「強いアメリカ」と同時に次の段階である「安定した国家」への布石としての彼自身への期待の表れが、国民投票に繋がったといえる。
強いアメリカを作るのが彼の使命だとすると、後は「どういう強さ」なのかになる。今回は宗教右派の支持層が基盤となっている以上、イラン・イラク問題はもとより、イスラエル・パレスチナなど中東に関しては、矢張り多くの火種を抱えての出立となる。そして、予想以上にそれは早く彼の頭を悩ませそうだ。
by turtoone
| 2004-11-07 16:21
| 政治・評論