暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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ニューワールド ~My Collection~

b0046687_13171858.jpg冒頭から申し訳ないが、昨年公開を見逃した作品で、だから今、このレビューを書きながらとても後悔をしている。筆者がこの傾向の作品を筆者が見逃す事は珍しい。題材も好きな要素が揃っている。開拓史時代、ネイティブアメリカン、歴史人物モノと、忙しくても時間をほじくり出してでも観に行く内容なのに、何故留ったのか。その理由は、ファンには申し訳ないが、多分、コリン・ファレルなんだと思う。それも、やはり、歴史モノである「アレキサンダー」を引っ張ったのと、ジョンスミスの印象との不一致があったのだと思う。鑑賞以前に配役面で、その有無を決めることは滅多にないのだが、確かに公開時は丁度一年前くらいで、忙しなくても作品鑑賞の有無を、ブロガー皆様の記事で判断することも新しい基準として取り入れた時期だったから、前述の固定観念を打開する記事にまで辿りつけなかったのかもしれない。そういう訳であくまでも筆者としては総合的な評価は別として、かなりこの作品は色々な意味で「好きな作品」であるが、それについては後述する。

さて、ジョン・スミスについて少し知っていることを書くと、実は知っている事は余りなく、歴史的事実でいうと一般的に「ヴァージニアを命名した人」というのが残っているのと、所謂、17世紀当時の探検家であり色々と書物を出版しているが、日本語訳はないので、筆者が読んだ書物は一冊もない。前者は、命名というよりヴァージニア社の一員としてジェームズタウン建設者として入植。その後、この作品にもあるように先住民と交易を試みて失敗、処刑されかかったところを一族の長の娘、マトアカ(ポカホンタスー正式な発音はポカハンタスで「小さないたずら者」という意味の幼少からのあだ名)に助けられる。又、後者に関しては、「New England Trials」や「The Generall Historie」という書物を出版し、この中でポカホンタスに助けられたことを書いているが、これは既に、彼女の死後で、その信憑性に関しては怪しいのが後世の判断である。

一方、ポカホンタス側から書くと、先に述べた入植者の身代わりとして誘拐され、捕虜となり、解放条件として捕虜となっていたイギリス人の解放、大量の武器の引き渡し、トウモロコシによる多額の賠償の支払いという過大な条件を提示された。この時期、彼女は英語を教わり、洗礼を受けたところは、その通りこの作品にも描かれている。後、彼女はヴァージニアにタバコ栽培を確立したジョン・ロルフと結婚し、名を「レベッカ・ロルフ」と変え、平和な生活を続けた。ところが、ヴァージニア植民地の出資者たちは、ジェームズタウン事業継続の困難を悟り、ポカホンタスを、新世界の安全を広報するための材料として使うことを考え、夫ロルフと共にイングランドに連れられ、ジェームズ1世に謁見し、「インディアンの姫」と紹介され大センセーションを巻き起こし、新世界アメリカ最初の国際的有名人となる一方で、より多くの投資と王の関心をもたらした。実は、彼女が最初に捕虜にされた時に、それ以前から入植者に恋人が居たという噂があり、それがたまたま後世のジョンスミスの救出話と一体化したのが彼等のロマンス話になったのだと言われているが、どちらが本当かを証明するものは何もなく、どちらかというと恋人は作り話であるという説が強い。ご存知のようにディズニーは恋人説を取っているが。

作品評に戻ると、兎に角好きな要素が多い。まず作品全体がゆったりと流れる。これは、この当時の時代を感じると共に「ネイティブの時」を感じる。一方で入植者が来なければ、今でもアメリカ大陸はこういう悠長な生活をしていたのだと思う。スローライフなんていう言葉が負けてしまうほどの印象を上手く描写した。更に、セリフが少ない。憶測であるが、多分、当時この大陸では実際にはそんなに喋らなかったのだと思う。喋る必要もないのと、人間生活というのは、人間同士のコミュニケーションだけでなく、もっと自然との対話であるとか、そういうことかが大切だったんだということも教えている。更に、カット割りが良い。自然の風景を合間、合間に入れることでネイティブが自然と共に生きている事を暗に示している。そういう処をとても大事に撮っている。そして、前述したジョン・スミスとポカホンタスである。蛇足であるが、ポカホンタスは、ディズニーアニメのヒロイン中ではムーランと、アリエル(リトル・マーメード)と共に筆者の三大ヒロイン。良く人にかなり変わった選択だと言われるが、動のポカホンタス、知のムーラン、美のアリエルであるし、他にも筆者の好きな要素の言い方で変えれば、インディアンのポカホンタスであり、歴史のムーランであり、音楽のアリエルだから間違っていない。

前述したが、カット割とシーンの構成は見事である。特に、新しい手法ではないだけにこの構成には脱帽する。シアター鑑賞しなかったのが悔やまれる作品であるが、今後は名画座での再演を見逃さない様にしたい。


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by turtoone | 2007-04-09 02:23 | 映画(な行)