暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28

パイレーツ・オブ・カリビアン ~デッドマンズ・チェスト

b0046687_15214925.jpg

全米では数々の記録を塗り替えているらしい、この続編であるが、筆者は、この僅かの間に、「パイレーツ・オブ・カリビアン」は大きな軌道修正をしたのだというのが、作品鑑賞直後の感想である。

ディズニー作品の完成度の高さに関しては、改めて又、ここで取り上げる積りはないが、「パイレーツ~」が大きく変わった点として、次のシーン、次のシーンが「こうなるだろう」と分かってしまうのだが(敢えて、観客にも分からせてしまう・・・)、そうなったとしても、又、「笑える連続」の素晴らしさである。原住民との追っかけっこといい、宝箱の取り合いシーンといい、「次はこうなる」と思いきや、そうなり、それが又可笑しい。考えてみれば、「分っていても面白い」ということは突発的な笑いだけでなく、真に面白いからなのだろう。そしてこれは、前作もそうだったのであるが、続編ではアクションの部分にそれが大いに盛り込まれているところに大きな特徴がある。例えば、「インディ・ジョーンズ」とか「バック・トゥー・ザ・フューチャー」シリーズのアクションの特徴は「じれったさ」であった。ひとつが解決すると、又、新しいひとつの問題が持ち上がる。考えてみれば、社会も「そういう時代」だったのかもしれない。かといって、この「パイレーツ~」のアクションが何を意としているのかは分らない。その辺りは次の作品を見ないとなんともいえないのであろう。

又、「呪われた海賊たち」(余談であるが、こういう副題がついていたということも今回始めて知った。第一作の公開時にはシリーズになったりするという想定が筆者の中にも全くなかったのだと思う)の時と比べると、主要3人物各々のグレードが大きく変わっていること。ジョニデはこの間2回もオスカーにノミネートされ、名実共にハリウッドを代表する大スターになった。オーリーも、 「トロイ」「キングダム・オブ・ヘヴン」「エリザベス・タウン」でビックスターとの共演、及び、主演を張ることのできる俳優に成長した。キーラも、同様である。しかし、この3人が、元の役柄という鞘にきちんと納まっている一方で、存在感がグーンと増したのも事実である。ジョニデは別として、今回作品として最も不安だったのは、ジェフリー・ラッシュが出ていないということ。前作では彼の存在が一番大きかったところである。確かにその部分の関しては、必要以上の大仕掛けやデヴット・ジョーンズと配下の海賊たち(彼らの姿はモンスターであっても最早海賊ではないね。)の極端なメークでカバーしてはいないか。それだけ、この娯楽作品の中にあってあのオスカー俳優の存在は大きかったと(だからラストは・・・ これ以上はネタバレになるので)誰もが認識していると思うが、それを除いても、この主要3人は良い役柄に成長した。

そして、これは結構色々な人が言っておられるが、筆者も同様に思うのは、「パイレーツ~はスターウォーズになった」ということである。これには色々な意味がある。まずは「記録的」にも、冒頭で書いたように初動記録を塗り替えられた作品は「エビソード3」である。又、前述したが、「海賊というよりもモンスター」みたいなキャラクターはスターウォーズに出演する数々のエイリアンを思い出させるし、ブラックパール号はファルコン号であるなど細かい点の類似点は多い。

勿論、賛否両論(というか、否ばっかりだろうな・・・)ある、第2作のエンディングもしかりなのであるが、筆者的にはふたつあって、ひとつは、「スターウォーズに代わった」ということである。30年もの間、映画界を席捲してきたこの作品の後継者的存在として、製作者側にも、鑑賞者側にも、その意図と希望があったということである。無責任なようであるが、これはやはり次作を観てみないとそれが正しかったかどうかは疑問である。もうひとつは、これも前述したような、「新しいアクションの方程式」を考えたことである。スターウォーズはシリーズの中に独特の「連繋」と「共通項」を作ることによって、鑑賞者に過去作品を「思い出させる」という工夫をした(詳しくは「エビソード3」 のレビューで)。「パイレーツ~」は、ディズニーの特性をフルに発揮したこの手法が新しい映画界のムーブメントとして「スターウォーズ」を継いでいく存在に「なりつつある」という事である。

しかし、この作品だけでひとつのアトラクションのみならず「ティズニーランド」を造れてしまうのではないか。


公式サイト


allcinema ON LINEの作品ページ
goo映画の作品ページ


よろしかったら、こちらにご協力を。映画のブログも検索できます。
人気blogランキング

ついでながら姉妹ブログへもどうぞ
「情報過多で悩むあなたに」
「東京の原景を探して」
[PR]
by turtoone | 2006-08-15 15:30 | 映画(は行)