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暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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発表!2005年 シネマの総合評

事実は小説より奇なりという言葉がぴったりの一年であった。それだからかどうか分からないが、映画作品でも、現代社会をまともに描こうという趣旨の作品が大幅に少なくなった気がする。また、現代を題材にしていても、超人間という部分で結論を誤魔化してしまう類いの傾向が多かった。もしくは、極端な部分への依存であろう。「スターウォーズ」が完結した年でもあるが、中々これに続く大作の予感もなかったのは事実。ハリウッドもリメイクが多かったり、同様に混沌とした時代の中で一本の筋を求めるのには、どうしても過去の人物モノだったり、続編や、名作の再来へ走るのは致し方ないと思う。一方で、ミニシアター系も昨年と比較すると決定打にかけていた。というか、シネコンが増えて、スクリーン数の多いところだと結構短期で上映スケジュールを組んでくれたりしたので、渋谷や恵比寿からは足が遠のいたかも知れない。それとは別に後半は本当に時間がなく、何とか鑑賞は出来ても、当ブログに上げるのが遅れてしまい、最近は殆ど書いていないという状況もある。この辺りは、早く、元に戻したいと思っている。


さて、恒例の作品採点ランキングを発表させて頂く。

1. ネバーランド 94点
2. ロング・エンゲージメント 93点
3. ヒトラー ~最期の12日間~ 93点
4. 愛についてのキンゼイ・レポート 92点
5. スターウォーズ エピソード3 ~シスの復讐~ 91点
6. シンデレラ・マン 91点
7. アビエイター 90点
7. コンスタンティン 90点
9. リンダ リンダ リンダ 90点
10. モディリアーニ 真実の愛 90点
11. エターナル・サンシャイン 89点
12. チャーリーとチョコレート工場 89点
13. ヴェニスの商人 88点
14. 宇宙戦争 88点
15. キングダム・オブ・ヘヴン 86点
16. ミリオンダラー・ベイビー 85点
17. コーラス 85点
18. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 85点
19. ビヨンド the シー 84点
20. バタフライ・エフェクト 84点
発表!2005年 シネマの総合評_b0046687_016484.jpg

筆者の採点方法は9項目に分かれて、それを合計した100点満点なので、どうしても総合力評価になってしまう。つまり大仕掛けの作品は点数が高くなる傾向にある。このランキングは、純粋に感動した順序とはイコールでは無い。そして95点を越えると特A作品になるが、今年も残念ながら特A作品は出ていない。因みに、遡ってもっとも最近特A作品になったのは、2000年の「グラディエーター」である。「ネバーランド」は、もうひとつスケールが小さかったと思う。
総合的に、昨年より若干上位作品の点数は高く、ベスト10がすべて90点以上という年は初めてであった。そういう意味で例年はベスト10プラス1しか発表しないのだが、今年は20位まで発表させて頂いた。なるほど、ミニシアター系は随分減っている。邦画の90点超えは、「千と千尋~」以来、また、昨年の「笑の大学」に続き、二年連続でトップ10入りした。今年は邦画を見直した年でもあったが、そのきっかけが「電車男」だったのも笑える。「リンダ~」の評価が高かったのは、邦画の進むべき方向性の提言に繋がる作品だと思ったから。



次に、各最優秀賞も発表させて頂く。
主演男優 ブルーノ・ガンツ (ヒトラー 最期の12日間)
主演女優 オドレイ・トトゥ (ロング・エンゲージメント)
助演男優 ポール・ジアマッティ (シンデレラマン)
助演女優 ケイト・ブランシェット (アビエイター)
脚本賞 バタフライ・エフェクト
美術賞 キングダム・オブ・ヘヴン
音楽賞 オペラ座の怪人
撮影賞 ネバーランド
効果賞 ヒトラー 最期の12日間
特殊効果賞 エピソード3 シスの復讐
最優秀アニメーション コープスブライド 
最優秀邦画 リンダ リンダ リンダ
最優秀監督 ジャン・ピエール・ジュネ(ロング・エンゲージメント)
企画賞 コンスタンティン
特別賞 エピソード3 シスの復讐

これらを選出した理由は、それぞれの作品レビューを読んで頂けるとこ理解頂けると思う。主演男優は実はジョニデを選びたかったのだが、対象作品が「ネバーランド」だと、友人のkeenanに怒られそうだったから? という意味ではないが、実は、来年の「リバティーン」に多大な期待をしているので・・・。「パイレーツ~」もあるし、来年は、ジョニデ、ディカプリオ、「ミュンヘン」のエリック・バナ辺りが有力だろうか?

来年こそ、特A作品の製作を期待するところ大なり、である。

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発表!2004年 シネマの総合評


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by turtoone | 2005-12-30 00:58 | 映画関連