暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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バック・トゥー・ザ・フューチャー PART2 ~My Collection~

b0046687_102109.jpgご存知の様に公開時より第一作目のエンディングからいきなり「つづく」という表示が出て、次回作品があることを告知しているのも有り難い。しかも、続編に関しては、そのストーリーを一般からも広く募集したり、その結果、良い原作候補がたくさんあり、結局続編は2編作成されるなどという情報も意図的に流出したり、所謂「シーズン・オフ」も色々と楽しませてくれた。これがすべて計画的なプロモーションだとしたら脱帽である。(スピルバーグとその仲間たちならやりそうだと思って・・・)

「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のレビューでも書いたが、この作品は公開当時(1989年)、26年後の2015年を描いているが、その近未来世界の構築は当時としては大変興味深かった。特に筆者がいつも感心するのは交通システムの考え方である。「マイノリティー・リポート」でも触れたが、2015年には空を道路として使用し(同時に、空を飛ぶ自動車が発明されるということ)ているが、この部分は今から10年後にいきなり自動車に羽根が生えるとは思えないから、どう考えても無理であろう。しかし、1989年当時に「もしかしたら・・・」と思い込ませてしまう作品づくりは見事である。翻ってそれは、交通システムをこの映画の中で構築しているからだと分析する。それ以外にも中々面白いグッズが沢山ある。衣類や靴が伸縮自在で、人間がサイズを選ぶのでなく、物が人間のサイズを選ぶという逆の発想も、コンピュータ管理下に置かれた人間社会の揶揄だと思える。特に、筆者が興味を持ったのは、「スポーツ年鑑1950-2000」という書籍(購入したのはどうも骨董品ショップの様であるが・・・)の表題である。2000年以降はペーパーレス時代に入ると考えたのでは無いか。確かに公開当時はパソコン時代の到来を思わせ、日本でも21世紀はペーパーレスになると想定されていた。一方で新聞だけは存在している処に拘りがあり、且つその新聞がごく一部のローカル紙であるところに、2015年時代のメディア存立を構築しているコンセプトには今更ながら脱帽してしまう。こういう部分を見ていると、このスピルバーグとかゼメキスとかいう人たちが、それまでの「映画屋」である製作者とは違い、新しい映像コンテンツ創作者であることがはっきり線引きできる境界ではないか。

ところで、この映画の中でもドグが指摘している「科学的に重要な日なのかも知れない」という1955年11月12日という日であるが、興味を持って検索してみたが、それらしい物はみつからなかった。因みに主な出来事としては、ビルボート誌が始めてトップ100ランキングを発表した日であることと、一時期全米を席捲したベイ・シティ・ローラーズのリード・ヴォーカル、レスリー・マッコーエンの誕生日だったくらいである。スピルバーグ周辺の人たちの記念日でもないし、この謎は解明されなかった。スピルバーグ自身は8歳くらいであるから、少年スティーブに何か衝撃的な事が起こった日なのかも知れない。しかし、"1955年11月12日"と入れて検索してみると、このシリーズ作品のタイムトラベルに関して、色々な人がたいへん興味深い研究や論文を発表しているので、その方が面白かった。時間のある方、「バック~」ファンの方には、是非お薦めである。(個人のサイトなのでここでのリンクは避けた)

筆者にとっては物語の進行よりも、近未来世界の映像表現とその構築コンセプトの方に興味を奪われた作品であったが、そういう意味では「意義のある」続編だった。


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by turtoone | 2005-05-26 23:22 | 映画(は行)