暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?

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この作品は兎に角後半は涙腺がどうかしてしまったのか分からないほど涙が止まらない状態になってしまった。最近ではこんなに泣いた作品も珍しい。夫婦のあり方、夫の思いというのが、リチャード・ギアの台詞と、それを受けたスーザン・サランドンの見事な演技に感情移入もドン・ピシャリと填ってしまい感慨深い映画鑑賞となった。エンドロールが有難いと思ったのも久々である。

物語に関しては勿論日本版を観ているので、直前にDVDでおさらいするのを忘れたが(邦画のDVDなんてアニメと「スウィング・ガールズ」くらいしか持っていないので、当然、レンタルしようと・・・)周防監督の作品は殆ど把握している積もりなので、どんな点が違うのか、どちらが出来が良いのかという比較論で鑑賞する予定だった。しかし、そんな目論見は、最初のシーンからどこかに飛んでしまった。舞台はシカゴ。但し、いかにも、この映画撮影のために特別に作りましたというのが良くわかる地下鉄の駅を見た瞬間、凄い、邦画とは規模が違うんだという事実を見せ付けられた。これは、違う、これから観るものは、自分の想像している作品とは全く質の違うものだという覚悟と期待が最初のシーンの印象であり、そしてその通りの内容だった。

同じ映画であるのに、どうしてハリウッドで製作するとこんなに規模が大きく、こんなに描写が美しく、こんなに感動的になってしまうのかという点では、これが「ハリウッドの実力」であり、日本映画というのは、この先何百年立っても、この帝国に太刀打ちすることは出来ない事を確信してしまった。特に、夫婦の関係を見事に描ききっていて、変わらないということの素晴らしさが日常にであるという事を感動的に気づく部分というのが、如何にもアメリカらしいのであるが、その点はお国が変わっても、日本人として、特に筆者にはこの「夫婦愛」の表現は理解できた以上に、自らの日常にも、隣に座ってポップコーンを摘みながらスクリーンのギア様に見とれている家内があってこそという、感謝と感動の思いに繋がった。それが後半筆者の涙腺が壊れた理由である。映画を見て家内と家庭のある日常に感謝の涙を流すなんてことは、初めての体験であるのでかなり戸惑った。

リチャード・ギアは「シカゴ」でも見事なタップダンスを見せたが、実はソシアル・ダンスは驚いたことに初体験だそうだ。1500時間の特訓をしたとか聞いたが、この作品も「シカゴ」同様、彼にしか出せない味というのがある。スーザン・サランドンの「受けの演技」は相変わらず見事である。表情ひとつで観客を泣かせることができるのは、おそらく彼女とトム・ハンクスくらいだろうと思う。(というか、動物・子供を除いてはこのふたり以外には表情だけで泣かされたことが無い) 感心したのはJ・Loである。筆者はどちらかというか彼女の評価は低かった。確かに以前はジャネット・ジャクソンのバック・ダンサーという、ダンスに関しての経歴は長いものの、この種のダンスには体型もあるし表現しきれないと思った。今や、アメリカのエンタテイメントにおいてのリーダーの感があるが、一方で演技に関してはもうひとつというところは仕方なかった。だが、それを差し引いてもあり余るほど、今回の役は印象的であった。言い方を変えれば、この作品に対する彼女の「情熱」を感じたというのであろうか。勿論、それ以外の俳優に関しても、日本版よりも個性的で、またそれぞれの役柄が「明快」であった。

オリジナルが日本のこの作品をハリウッドが作成したかった理由というのが映画を見て良く分かった。そしてとてもではないか比較論など出来ない。それだけでなく、二度と日本のオリジナル版は観られないと思う。大好きな周防作品だからこそ、日本という狭い領域を超えて、世界に紹介された、作品の規模もハリウッド製作で「世界仕様」になってと思えば、悔しくも無く、寧ろ、誇らしいと思うのである。

本当に、この作品では米映画の底力を見せつけられた。これが正真正銘の「エンターティメント」という物なのだ。


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by turtoone | 2005-05-06 00:58 | 映画(さ行)