暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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ナショナル・トレジャー

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ロール・プレイング・ゲーム、通称RPGというジャンルがあるが、表題作品は、まさにこのジャンルのプラットホームを映画に移行した様な内容であった。まず、物語の発端として何をしようかという目的が明確である。次に適度な無理の無い謎解きが続き、必ずそこで完結せず、次の行動が指示される。その繰り返しである。そして、必ず出てくるライバルが居て、これがそんなに憎らしくない。RPG的にいうと、半分は同士で仲間みたいな感じがする。この敵キャラが強過ぎると、そいつを倒すことが目的になってしまい、物語の本質から外れてしまいがちになるが、そういうことも無い。後半になってくると、謎の解明のひとつひとつがやたらと印象的になってくる。この辺りの組み立ても上手い。とかくアドベンチャー物というのは、こういう謎解きの中に原作者や製作側のひとりよがりが強すぎる場合があるが、その辺りのバランスが良くて、観客と共に喜べる、次への希望が生まれる展開は見事だった。

そして極めつけはこのコンセプトで「ファンタジー」でないことが上げられる。我々の生活圏で起こっていること、現実の社会と同次元で、同じ目線で語られているところに、ファンタジーには無い現実観がプラスされ、より一層、展開に興味を持たせる要素になっている。

少し誉めすぎとお思いかもしれないが、筆者の持論として、「インディージョーンズ」を超えるアドベンチャー作品というのは将来的にも無理だと思う。CG合成等、技術的には上回ることはあっても、あの完成度を超えれるものは無く、結局何を作ってもインディーの二番煎じにならないか? だったら少し、観点を換えてみようという考え(だったかどうかは知らないが・・・)の具現化がこの作品だと思って良い。これならインディーとは違う、新しい手法であり、新しい冒険ヒーローの誕生である。

「ニコラス・ケイジの代表作をひとつ上げよ」と言われたら、一体どの作品を上げるだろうか。以前に、映画情報関連の記事でも多少このことに触れたが、筆者にとってこの質問はとても難題である。勿論、他の俳優にもそういう作品の良し悪しや好き嫌いはあるが、例えば、トム・クルーズだったら「ザ・エージェント」、ブラピだったら「ジョー・ブラックをよろしく」、ケビン・コスナーだったら、「ダンス・ウィズ・ウルブス」と、結構簡単にポンポン出てくる。(勿論、これは筆者の、であって、人によってそれぞれ違う)しかし、ケイジだけは一作といってもすぐ出てこないのが正直なところである。「コン・エアー」かなっとも思うが、マルコビッチの印象が強すぎるし、「ザ・ロック」もショーン・コネリーを思い浮かべる。「フェイス/オフ」に至っては、トラボルタの濃い~顔ばっかり強烈に脳裏に浮かぶ。かといって「60セカンズ」、「コレル大尉のマンドリン」、「スネーク・アイズ」はケイジを代表するという作品とはいえない。オスカー主演男優賞受賞の「リービング・ラスーベガス」に至っては論外だ。しかし、この作品が、彼の代表作になるのは間違いない。是非、「ナショナル・トレジャー2」というのでは無く、主役のベン・ゲイツのアドベンチャー推理作品としての続編を期待したい。作品パンフにも掲載されていたように、世界にはまだまだ解明されていない謎や不思議が沢山あるのだから。

共演者も良かった。ジョン・ボイト、ハーヴェイ・カイテルのベテランは勿論のこと、「トロイ」で絶世の美女ヘレンを演じたダイアン・クルーガー、そして、主役を食いそうな演技をみせたのが、相棒の天才ハッカー、ライリー役のジャスティン・バーサである。彼はは初めて見る顔だと思ったら、過去の出演作品はあの「ジーリ」しかない。どうりで初めての筈であるが、筆者が監督なら、絶対に共演してみたい役者である。ショーン・ビーンの敵役も良かったが、彼だとどうしても良い敵になってしまう。それが狙いだとしたら最高のキャスティングであった。

エンディングも良かった。ゲームだとここで終わる、という後に幾つかエピローグがくっついていたが、まぁこれは許せる範囲。決して、贔屓めでは無く、続編を作って欲しい、お金と時間と才能があったら、筆者が引き継ぎたいと思わせる作品だった。ブエナ・ビスタだから半分期待してみたりできるが・・・。

技術とか、効果とか、その辺りを細かく採点すると、筆者の点数はそんなに高くならないが、ご覧になるのなら是非、劇場で・・・。



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by turtoone | 2005-04-07 21:13 | 映画(な行)