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暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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アメリ ~My Collection~

b0046687_2331497.jpgアメリカや日本で「アメリ現象」を起こしたこの作品は、2年たった今、DVDで見ても新鮮だ。

この作品、実は最初の5分くらいで、彼女の生い立ちを超特急で説明するために、その後の彼女の「今」に起こす行動というのが、常に幼少期を引きずって「空想」という定義に置き換えられてしまうが、よくよく、この作品を深く鑑賞すると、今述べてたことは、勝手に観客が拘ってしまう「トラウマ」であることが分かる。

この作品で全編に描かれていることは、「幸福はほんの少しの勇気と、冒険心で得られる」というエールである。それが、アメリの「空想」の世界と微妙な位置で相俟って独特の世界観を作り上げているが、そこは、ジャン=ピエール・ジュネ監督による独特のエッセンスを加味している。

特に印象的なのが、まず「赤」の色の使い方。殆どどのカットにも、必ず「赤」色が表現されている。アメリの部屋の壁紙だったり、ドワーフの帽子だったり、花びらだったり、しかしながらその「赤」を追っていると大事なことに気がつく。赤は暖色であり、情熱であり、希望である。世の中のいたる処に、「赤」の要素はたくさん満ち溢れているのに、私達は喧騒の中でその大事なものを見失っている、探しだせずにいるということを認識させられる。

もうひとつの色が「緑」である。緑は赤ほど多くは登場しないが、所謂、赤(オレンジ)の反対色として使われている。これは現実的な場面に多い。特に、アメリ自身が緑の衣装をまとっているときは現実的かつ能動的な場面であり、それは幼少期の記憶の中にも表現されている。

しかし、それとは別に、この「赤」と「緑」のコントラストのバランスが絶妙で、物語の進行と、スクリーンの映像に見事に反映している。特に、ラストまでの高揚のリズムを保ちながら、幾つかの謎解きも含めて、鑑賞後には、皆、「幸せになろう」と思える作品であることは間違いない。

万人にお薦めしたい作品である。


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by turtoone | 2005-01-07 00:10 | 映画(あ行)