暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

<   2008年 01月 ( 5 )   > この月の画像一覧

シルク

b0046687_22165874.jpg
良質な卵を求めての極東への行程だから、シルクロードを通るのかと思ったら、とんでもないところを通って行ったものだ。

確かに孵化してしまわない様に帰路は寒いところを通るのは分かるが、行きはシルクロードでいいじゃないかと思っていたら、そうかこの時代は日本にはないがヨーロッパには1832年にフランス、1835年にはドイツにも鉄道が敷かれ、更には馬車なるものが普通にあった訳だ。これならもしかしたらウラジオストク迄よりも、そこから先の方が時間が掛ったに違いない。

しかし、相変わらず酷い時代考証で、この時代にロシアからフランス人が酒田に入れる事など、絶対にあり得ない。海とロシアを知り尽くした高田屋嘉兵衛(残念ながらこの時代にはもう亡くなっている・・・)でも出てくるのであれば、この密入国も可能だろうし、蚕の卵だって容易に手に入るだろう。第一、日本では「おかいこ様」とも讃えられていたこの貴重な生産物の大元を、如何に大金を積まれたところで、見ず知らずの外国人に手渡す事など考えられないし、どう考えても不可能である。更に、対ロシアという大国を睨んで、樺太や日本海側の方が入国が厳しかった実際を全く無視した内容だ。ペリーの来航以来太平洋側は何かと賑やかだったが、その分、ガードも甘かった。さらに言って(しまいたくないが・・・)この時代考証のズレは対日本だけでなく、実際にフランスとイタリアにカイコの微粒子病が大流行したのは、横浜が開港した1859年より後のこと。日本から国策としてカイコを輸出した後に、この映画の発端であるカイコの病気が始まっているのだ。つまりは、何故か知らないが、鎖国しているジパングでなくてはだめで、その国の山奥深くに居る美しい少女(芦名さん綺麗だが少女ではないよね・・・)は禁断の果実なんだという設定だけが必要だった作品コンセプトで、無理やり時代設定を最初から変えているのでどんどん無理が重なってきてしまったのである。

その無理を最後まで引きずってくれたのが、あの手紙なのだ。いやここまでやってくれたら最高である。当時あの形態の書簡がどうやってあの場所に届いた? しかしその疑問で、それを映画特有の騙しのテクニックの一つとして処理するか、待てよ、でも手紙が届くのが無理だとしても、あんな和紙のほうが、作る技術も流通している記録もないから、やはりルートに無理はあっても映画的距離間でやっぱとどいてしまうんやなぁ~と思うかは、自由だぁ~。そしてその疑問は(疑問を持つことは)正しくて、ラストに繋がる。ラストの前にひとつ言わせていただきたいのが「和紙」についてである。ヨーロッパに和紙が渡ったのは筆記用としてではなく、壁紙としてである。しかも本格的には明治時代になってイギリスから技術者が来日してからのことであり、それ以外に博覧会の展示程度である。おまけに墨。画材用として19世紀後半に一部の画家が使用をしているが、正式にヨーロッパに渡った記録はこの当時には無い。筆のことまで言うと限がないからやめるが、勿論、マダム・ブランシェが個人的に日本から持ち出したって? 鎖国しているんだからそれが一番無理だろう。兎に角こういう見方をしているとラストがどんでん返しでなくなるから面白いものだ。しかし、この原作ってベストセラー。わが国が世界に誇れる「おかいこさま」と「和紙」をこれだけバカにされて、「国家の品格」を失墜させるような作品に、日本の俳優が出ているという現実。だから日本の俳優さんって、教養とか学問の面で世界から下に見られちゃうんだよね。

今年は良い作品鑑賞が続いていたので、その反動を全部ぶつけたレビューになってしまった。反省アンド陳謝。

同じ時代考証ズレでも、「SAYURI」みたいに腹を抱えて笑った(私だけ・・・、いや実は家内も・・・)のと違って、どこかキーラもやる気のなさそうな演技だし、唯一、アルフレッド・モリナだけかな、鑑賞料を払う価値があったのは。そう、彼は「ダヴィンチ・コード」では司教の役だっただけに、アリンガローサに救って貰った(ってことは、私はシラスということか)鑑賞だった。


公式サイト


allcinema ONLINEの作品ページ
goo映画の作品ページ


よろしかったら、こちらにご協力を。映画のブログも検索できます。
人気blogランキング


ついでながら姉妹ブログへもどうぞ
「情報過多で悩むあなたに」
「東京の原景を探して」
「turtoone主義」
[PR]
by turtoone | 2008-01-29 22:26 | 映画(さ行)

テラビシアにかける橋

b0046687_023619.jpg
のっけからいきなりで恐縮であるが、今年は素晴らしい作品が本当に多い。この作品は、所謂分類としてはファンタジーに入るのであるが、兎に角、他のファンタジー映画が消えてしまうほど、というよりも一体ファンタジー映画って、そもそもどんな意味があるのだろうかということを真剣に考えさせられる作品である。筆者の見方が特殊なのかもしれないし、作品自体の狙いとは少し外れたレビューになっているかもしれないが、実に見事だと思った点を以下に記したい。

原作は読んでいない。もし、原作を読んでこれから書く感想と一致したのであれば、本当にこの原作が凄いということになる。そこが作品を観てしまった後だと先入観が先にたち、本当の意味での原作の良さが分からなくなってしまうから残念だ。つまりは、これからこの作品を観ようと思っている方は出来れば原作を先に読んで欲しい。

ファンタジー映画作品が花盛りで、今年も可也多くの新作が封切られる中で、どうしてファンタジーがブームになるかというと、それは作品作りの骨太さとオリジナリティを失ってきたからである。現代は情報過多の時代であり、それはすべて押し付けの様に我々の周りを取り巻いている。何が真実で何がバーチャルなのかの区別も着かなくなっているし、一時期価値体系であったマスコミですら、情報を垂れ流すことは出来ても情報を整理することは最早できなくなってきている。そういう世界的な世相の中で現存するものの判断を下すことは難しい。神の見えざる手といわれた景気の動向ですら、一時期は一部の人間の介入でどうにでもなった時代から、今や、パイが大きすぎて神ですら介入できる状態にない。そういう時代に、ファンタジーが与えるものは現実逃避である。創造された世界であれば、その創造主によって何がどうあっても自由だ。そしてスターウォーズの時代が余りにも現実感がない話である一方、例えば、指輪物語やナルニア、ライラなどは全く別のどこかの世界で起こっているにも拘らず、どこか「過去の歴史」的な感覚がある。それは簡単である。その世界の「移動手段」が現実に今の世界でも考えられるものであるからだ。SWの移動手段は歩くこと以外には現実味がないだけだ。とどのつまりは誰かが作った世界の中を泳がされていたのが、ゲームや映画におけるファンタジーなのである。

しかし、この物語は、誰でもほんの少しの想像力で、新しい世界を創り出すことができるという想像イコール創造なのであることを少年少女の観点から実に見事に描いている。そしてそれだけでなく、その想像力は空想の冒険世界を作り出すことだけでなく、現実の世界で冒険をする力の源になっているんだということを教えてくれる。それが証拠にラストシーンはなぜあのような世界になったのか。簡単である。今までよりももっと想像力を持ったプリンセスが現れたからである。そう、子供というのは小さければちいさいほど想像力は豊かであり、逆に年を取れば取るほど想像力は低下していくということは誰でもそう思っているだろう。

そして今回は中心のふたりとそれを取り巻くすべての登場人物が良かった。短時間の中でそれらの人間関係もすべて説明できた。特に主人公の父親との親子関係については、お互いの誤解をきちんと解く、主人公が本当に怖がっていたものは実は一番身近にあって、そしてそれは誤解から発しているということも説明してくれた。こういう中途半端に終わらないところも良かった。そして、やはりなんといってもアンナソフィア・ロブである。彼女の演技は幼い頃のジョディ・フォスターを思い出す。「チョコファク」が印象的だったから、8年生や男たちも空手でぶっ飛ばしてしまったり、紫の花が出てきたときは顔が紫になり風船みたいになってしまわないかと心配したが(でもやっぱりチューインガムは持っていたな・・・)、兎に角、子役からの大きな飛躍のきっかけになる作品であることは事実。今後も注目したいひとりである。

そして、この作品は「映画だからできる」ということを実に明確に表現してくれた。(だからこそ先に原作を読んでおけば良かったと悔いているのである) VFXは使用していてもこういう使い方なら良いのであって、全編VFXのファンタジーなんて願い下げだ。ひとつ心配なのは、この作品これほど高く評価して、この後、ナルニアとかライラとはまともに観れるのだろうか。敢えていえば音楽に工夫がなく残念だった(ここで加点が少なくA評価作品は逃した)、「ネバーランド」 まで評価は高くないが、筆者の分類としてはこのタイプの作品であり、好感の持てた、展開の好きな作品であった。(そして久々に随分な泣かせて頂いた)


公式サイト


allcinema ONLINEの作品ページ
goo映画の作品ページ


よろしかったら、こちらにご協力を。映画のブログも検索できます。
人気blogランキング


ついでながら姉妹ブログへもどうぞ
「情報過多で悩むあなたに」
「東京の原景を探して」
「turtoone主義」
[PR]
by turtoone | 2008-01-28 00:29 | 映画(た行)
b0046687_20281798.jpg
このブログには度々書いているが、監督が持っている独自の世界観を発揮しているという点で筆者の評価が最も高いのはティム・バートンである。評価が高いというよりも、単に好きなのかもしれない。最初は勿論、「バットマン」である。ゴッサム・シティーの世界観は映画の世界で創造された都市構造としては郡を抜いている。なぜならば、ティムの作品の世界観というのは何故か筆者には閉塞的な感じがしてならない。例えば「ビッグ・フィッシュ」もそうなのだが、主役があれだけ色々なところで出会いを繰り返すのに映画でみるととても狭い範囲に感じる。極端に言えば、ティムの作った箱庭の世界だと言ってしまっても過言ではない。そして、それは、例えば 「シザーハンズ」にも、「チャーリーとチョコレート工場」にも共通する。つまりはその独特な閉塞感というのが、鑑賞者の想像力の範疇に納まっている。その辺りがこの監督が一般にも評価が高くファンが多い所以なのかも知れない。そんなティム・バートンの描き出す独特の世界観に今回も期待した。

この作品はトニー賞を獲得した有名なミュージカルなのだが、名前だけで筆者はなにひとつ作品や内容に関しては知識が無い。その辺りはとても期待度が高かったが、一方で昨年の「ドリーム・ガールズ」の様になぜミュージカルにしてしまったのかとか、所詮、ミュージカルは舞台という土壌だから見応えがあるもので映画にして成功した例は少ないという先入観が邪魔をしてしまわないかと不安でもあった。しかし、序盤のかなり早い段階で一挙に作品に吸い込まれたのは事実である。オリジナルを知らないが、序盤のテンポ、特に、ヘレナ・ボナム=カーターが最初に出てきたところまでの展開はとても良く、鑑賞者を完全に掴んでしまったと思う。だから、その後は、妙に特徴的なミュージカルの悪さというものを然程感じることはなかった。これもひとつのこの監督の「世界観」だと考えれば、彼はまさに自分の世界観に他人を引き込むことにとても長けている監督なのだと思う。だが、その引き込みにもっとも貢献しているのはジョニー・デップではなく、ヘレナだとすると、流石にこれは内助の功というのだろうか、素晴らしいパートナーである。同時に、この時点で「ビッグ・フィッシュ」の魔女を思い出したりして、ウーン、ラストの死に方が目に映っているのではないかとか余計なことを考えしまい、しかし、彼女のテンポの良い歌声に引きつられるのはかなり快感であった。(それにヘレナといえばティムの前はケネス・ブレナーと同棲していた。昨年ミュージカルとして高い評価をつけた「魔笛」を監督した、ここもミュージカル繋がりか・・・?)。ジョニデも流石にロック・スターを目指していただけあって、とても上手いという領域ではないが、良く声は出ていたと思うし、この人は存在感の大きい人だから、何をやっても安心できる映画人だ。先週見たブラピの新作と共に、この1963年組は本当に映画界の中心になってきたのも嬉しいことである。(ただ、欲を言えば、ジョニデは「ネバーランド」「リバティーン」の様なドラマ作品に沢山出て欲しいが・・・そうでないと思うファンが多いことは分かりつつも・・・)。

但し、物語は先がすべて読めてしまったが、ミュージカルだからそれは特に気にならなかったし、筆者は初めてだが、ラストを分かって鑑賞されている方も多いのだから、それで良い。ティムとジョニ・デの共演は、コープスブライドも入れれば、これで6度め。ティム監督の持つ世界観というのを多分最も把握しているのがジョニ・デなのだと思うからこそ、新しい分野へはいつもこのコンビで挑戦している。

R-15の作品だが、そんなに気にはならなかった。但し、赤い鮮血が飛び散るさまは「ブレイブ・ハート」のエグさの体験に似ているものの(しかし良く出たな・・・)、しかしながらそれが殆ど気にならなかったのは音楽効果であり、この作品がミュージカルであったことに映像的には感謝したい。また、オープニングのテンポの良さ同様、ラストへのテンポの速さも良く、内容的に深くはないが、素直に「鑑賞して良かった」という満足感が得られる作品である。

筆者の評価も「チョコファク」より上である。ああ、新年早々、立て続けに高得点を出してしまって、2008年はどうなるのだろうか???


公式サイト


allcinema ONLINEの作品ページ
goo映画の作品ページ


よろしかったら、こちらにご協力を。映画のブログも検索できます。
人気blogランキング


ついでながら姉妹ブログへもどうぞ
「情報過多で悩むあなたに」
「東京の原景を探して」
「turtoone主義」
[PR]
by turtoone | 2008-01-19 20:38 | 映画(さ行)
b0046687_13401664.jpg
新年(でもないか・・・)最初のレビューはこの作品に決めていたので、第一報が遅れてしまった。2008年期待度ランキングでも第3位にあげたのは、ジェシー・ジェームスという題材とブラピという映画人のどちらかというとミスマッチな関係、及び、アメリカ西部開拓史という時代背景にある。筆者としては南北戦争の時代というのがアメリカでは一番面白いと思う。歴史の浅いアメリカという国が短期間の間に世界第一位の国家になった。その要素がすべてこの時代に凝縮されていると考えているからだ。しかしながら、どちらかというと、この19世紀という時代に対して映画人は余り真面目に取り組んでいない様な気がしてならない。ここ数年、世界の色々な国で様々な映画作品が作られるようになり、もう、アメリカが例えば他の国の歴史モノ(勿論、そうは言っても、ローマ帝国とか壮大なスケール作品はハリウッドのビッグマネーが必要であるが・・・)を作るのでなく、やはりこの時代を凝視して欲しいと願うのである。世界一の国家であるというのは、世界一問題を山積させているという意味も残念ながら入る。しかしながら、我が国もある意味で全く同じ様な時期に、逸材を多く輩出し、未来のための英知を結集させた時代である。アメリカもその点に関して言えば同じであり、だから、当時、この大陸を民衆のために作ろうとした様々な人物や知恵に関して、今だからこそ深く研究・検証していく必要があると思う。学術者だけでなく、芸術人もそれが必要なのもではないか。

作品について言うと、多分、この作品は多くの鑑賞者に可成り厳しい点数を付けられると予想される。ブラピ大ファンの方でも、☆マーク5分の3がいいところだろうと思う。しかし、筆者は敢えてこの作品に関しては高評価である。前述した場合の多くは多分作品の長さを指摘されると思う。だが、筆者はこの作品に関しては、長くても仕方ないと、日頃から映画作品の1本の理想的な長さは100分以内と言っている筆者であるが、この作品に関してはこの長さは仕方ない。なぜかというと、この作品が最も優れている点、及び筆者が高評価をつけたのは、兎に角、役者の「演技」にあるからだ。この作品は、ジェシー・ジェームス(ブラッド・ピット)、ロバート・フォード(ケイシー・アフレック)、チャーリー・フォード(サム・ロックウェル)、ディック・リデル(ポール・シュナイダー)、フランク・ジェームス(サム・シェパード)の主要人物の誰にも感情移入をすることが出来るという類い稀な作品である。特に、彼らの駆け引きがもの凄く、その心理描写に関してはどの役者も素晴らしい演技をしている。息のつまる展開であり、特に、彼らが互いの腹を探っているシーンの心理描写は緊迫の連続であると同時に、次の台詞の一言一言に緊張する。丁度「羊たちの沈黙」のヒロインに向けられる視線がそうであったように、銀幕の中では勿論役者同士がストーリーとしての駆け引きをしているのだが、同時に鑑賞者に対しても駆け引きをしている。「羊たち~」は、それが「視線」であると賞賛したが、この作品は視線だけでなく「台詞」も加味されている。特に、対ジェシーに関しては、いつ彼の疑念に触れ殺されやしないかとの緊張感が鑑賞者にも伝わってくる。要するに、銀幕の中にいる出演者と同じ疑似体験が出来るという作品なのである。これは一重に演出の妙と出運人物の演技力なのであろうが、脚本がどの程度この名演に繋がっているかどうかは残念ながら一回だけの劇場鑑賞では分からない部分なので、それに関しては何回か鑑賞して、細部を良くみたいというDVD発売後の楽しみも今から出来た。

ブラッド・ピット繋がりで考えれば、この作品は「ジョー・ブラックをよろしく」に通ずる。作品の内容とか主人公とか題材とか背景ではなく、作品が長いという意味で、「ジョー~」も悪戯にただ作品が長いのではなく、主人公を敢えて時間をかけて描いている点であり、ブラピが出ている作品では筆者にとって最も評価が高い。今回は製作も兼ねているが、そのあたりの影響力はないにしても、この映画人は自分が演ずる人物に対しての接し方が人一倍真摯なのであると思い、いわんや、そこが、この俳優が単に端正なマスクだけでなく、超一流の映画人として人気がある点なのだということをこの作品で再確認した。

また、もうひとりの主役である、ボブ・フォードを演じたケイシー・アフレックの演技は見事であった。これはオスカーものであろうし、早くも筆者の中では助演男優賞に最有力である。「オーシャンズ」繋がりであるが、特に、他の人物がジェシーに対する恐怖の念が強いのに比べ、彼の役所は憧憬の念が勝っている。その彼の中でのジェシーの変貌と、彼自身との葛藤をこれほど見事に描写した演技は必見である。

題材は正直、今一つだと思ったが、最終的にこれだけの演技を見せられると作品自体の評価も高い。但し、この作品の長さから時代背景や時代描写をもう少し入れて、且つ、その後社会はどうなったのかという部分まで入れ込んでくれたら特Aをつけたのだが、多分、そうすると200分を越えてしまうであろう。

最後にブラピの笑い方は「オーシャンズ12」の隠語で会話しているシーンを思い出す。この作品での彼らのやりとりもまた、腹の探り合いをこの笑い方ひとつでも連想させているのが鑑賞者への「仕掛け」だとしたら、この俳優は本当に凄い人だと思うのだが・・・。


公式サイト


allcinema ONLINEの作品ページ
goo映画の作品ページ


よろしかったら、こちらにご協力を。映画のブログも検索できます。
人気blogランキング


ついでながら姉妹ブログへもどうぞ
「情報過多で悩むあなたに」
「東京の原景を探して」
「turtoone主義」
[PR]
by turtoone | 2008-01-13 23:38 | 映画(さ行)

2008年 期待度ランキング

A Happy New Year!
I wish us 2008 will be great!!



1. ワルキューレ
2. レッドクリフ
3. ジェシー・ジェームスの暗殺
4. スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
5. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
6. エラの谷
7. インディー・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
8. バンテージ・ポイント
9. アメリカン・ギャングスター
10. ラフマニノフ ある愛の調べ
次点 牡牛座 レーニンの肖像、レンブラントの夜警、エリザベス:ゴールデン・エイジ、大いなる陰謀


毎年、年頭に発表するこの期待度ランキングであるが、ここ10年くらいで一番ワクワクしたのが今年のランキングである。特に、ここにあげたすべての作品は超A級の期待度といっても過言b0046687_03992.jpgではない。順位をつけるのが難しかったくらいである。特に、日本は平成になり、また世界的には新世紀にはいり、また、先の大戦から60年を経て、所謂、この時代が「近世史・近代史」の領域に入ってきたことで、色々な解釈が為されることだ。これが、また、大変良く研究され掘り下げられていて面白い。「ワルキューレ」、「ジェシー~」なんかはその類である。そして、筆者が長いこと懇願していた、ハリウッド監督による「中国史」製作が、しかも三国志一の名場面「赤壁の戦い」を取上げたこと。これは本当に嬉しい。ただ、配役の部分で期待度1位にはなれなかったが(でも、筆者が趙雲と並んで三国志の中で最も好きな英雄・周瑜をトニー・レオンが演じるのは大賛成)、プロジェクトとしてはダントツの期待度1位である。更に、ティム&ジョニーのコラボがこれに続く。そう、上位は何か近年になく、トム、ブラピ、ジョニデというスーパースターの作品が並んでいるのも不思議だ。
そして、インディですよ、インディ!! もしリバー・フェニックスが他界しなかったら、ハリソンからバトンタッチして、もう10作近くまで作られていたのではないか? スピルバーグも「宇宙戦争」なんて余計な仕事をせずにこれに没頭していたのではないかと勝手に思っているインディ。レーザーディスクという今となってはタイムカプセルにも入らない電化製品をこの作品を観るために買ったようなことまでさせられたインディ。その続編である。もう、3作で終わってしまったと思っていたから本当に嬉しい。ただ、筆者的に、昨年の続編作品は、海賊と蜘蛛男がそこそこであったが、それ以外の続編、特に久々となった「ダイハード」と「ロッキー」は思いっきり外してくれたので、この作品は如何に?
また、ここに名前を上げられなかった作品でも期待度が高いものはたくさんある。特に邦画が上がっていないが、「ザ・マジックアワー」、「映画クロサギ」、「人のセックスを笑うな」、「チーム・バチスタの栄光」、「歓喜の歌」、「グーグーだって猫である」、「《TOKYO!》」、「純喫茶磯辺」、「陰日向に咲く」等々・・・。
今年は夏に五輪、秋に米大統領選と、4年に一度のスーパーイベントがふたつもあって、テレビメディアの視聴にも相当時間を費やす年なので、やはり時間配分が課題の様だ。


というわけで、皆様、本年も宜しくお願い申し上げます。


よろしかったら、こちらにご協力を。映画のブログも検索できます。
人気blogランキング


ついでながら姉妹ブログへもどうぞ
「情報過多で悩むあなたに」
「東京の原景を探して」
「turtoone主義」
[PR]
by turtoone | 2008-01-03 00:42 | 映画関連