暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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色々な意味で転換期を感じた一年だった。

特に気候と自然災害、もっと大きな括りで考えれば、大自然の営みに関する定説がことごとく崩壊したとも言える、そんな一年だった。

シネマもそうである。「転換」までいかなくとも新しい要素がたくさん出てきた。
そんな中、恒例により、今年のベスト10を発表したい。

第1位 「パッション」 93点
第2位 「モーターサイクルダイヤリーズ」 92点
第3位 「グッバイ・レーニン」  92点
第4位 「イブラヒムおじさんとコーランの花」  91点 
第5位 「コールド・マウンテン」 90点 
第6位 「ヴァン・ヘルシング」  89点b0046687_0492922.jpg
第7位 「ポーラー・エクスプレス」 89点
第8位 「ウォルター少年と夏の休日」 88点
第9位 「ターミナル」 88点
第10位 「笑の大学」 87点

主演男優 トム・ハンクス (ターミナル)
主演女優 ニコール・キッドマン(CHANELのCM、コールド・マウンテン)
助演男優 ロバート・デュバル (ウォルター少年と夏の休日)
助演女優 レニー・ゼルウィガー(コールド・マウンテン)
脚本賞  笑の大学
美術賞  トロイ
音楽賞  コールド・マウンテン
効果賞  モーターサイクルダイヤリーズ
特殊効果賞  トロイ
最優秀アニメーション  ポーラーエクスプレス
最優秀邦画   笑の大学
最優秀監督   アンソニーミンゲラ  (コールド・マウンテン)
最優秀制作   ロバートレッドフォード (モーターサイクルダイヤリーズ)
企画賞   ヴァン・ヘルシング
特別賞   ロードオブザリング~王の帰還~

総評として、「パッション」以外、上位をミニシアター系が独占している。特に、この3作は前評判も高かったが、実際の鑑賞評価はそれ以上である。「パッション」の1位は、色々悩んだ上での選出である。「物語」と「斬新性」「問題提起」という項目が他の作品より可也高かった。確かにキリストのこのタイプの映画は過去にもあったが、これほど観客に憤りを感じさせた物は無い。その観点からこれらの配点を高く評価した。

因みに、上記の得点算出は「物語」20点、「脚本」、「演出」、「俳優」、「効果」、「美術」、「音楽」、「斬新性」、「問題提起」を各々10点の合計100点満点で集計している。今年も95点以上の高得点映画が出なかった。「グラディエイター」以降、出ていない。

所謂、大作というのが「L.O.T.R」以外に無く、「トロイ」や「マスターアンドコマンダー」辺りが大作になりきれなかった。そんな中「コールドマウンテン」は健闘した。またひとつ南部戦争映画の新しいタイプを作った。アメリカ歴史映画は、この時代が一番面白い。企画力というところでは、「ヴァンヘルシング」の娯楽性に高い評価をつけた。

又、何年かぶりで、実写の邦画がベスト10入りした。邦画としては、「千と千尋~」が最近あるが、実写版としては、「ラヂオの時間」以来だと思う。

以上、本当に簡単であるが、一年を振り返ってみた。




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by turtoone | 2004-12-30 00:57 | 映画関連
b0046687_2237655.jpgMr.インクレディブルが好調な動員を記録したが、ピクサーの発想である、「スーパーヒーロー活動禁止」という、受難時代というのは大変興味があったが、実は、この骨格は既に、半年前に封切っているこの作品の脈絡から読むことができたのは筆者だけでは無いはずだ。

スパイダーマンは、過去のヒーローと一線を画し、苦悩多きスーパーヒーローと宣伝され、評されたが、そもそもヒーローというのは孤独なものだ。個人的に大好きなバットマンの世界というのは孤独であり暗い。但し、彼の私生活は富裕層であり、彼には常に「赤子時代」の秘密が付きまとっている。スーパーマンも孤独である。彼は新聞記者という、ある意味で特別な職業についている。普段は一般人といえども格好は良い。

しかし、スパイダーマンは、本当にその辺にいる青年である。フリーターであり、正義のためか原因は何かは別として遅刻もする。そんな一般人の等身大な部分の「苦悩」や「孤独」は共感が出来る。このシリーズが常に高い人気と興行成績を収めるのは、そういう単純な理由であろう。そして、クレディブル同様、その特殊能力がネックになり、現実社会の生き方で悩む。そう、21世紀はスーパーヒーローが悩む時代への大転換期を迎えたのである。

また、最近のスーパーヒーローは以前に比べて「強く」なり過ぎた。勿論、敵もまた、同時に強くなりすぎているが、これらが昔のヒーロー物に比べて、どんどん強くなるのは、単にCGIの進化であることに、このシリーズで初めて気がついた。つまり、スーパーヒーローの「強さ」とCGIの「技術進化」は正比例の関係にあるわけで、これからも益々彼らは強くなっていくのであろう。

色々な意味で、今年はスーパーヒーローの大きな転換期であったのだが、奇しくも同じ年に、かつての「スーパーヒーロー」、クリストファー・リーヴが逝去した。
ご冥福をお祈りしたい。



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by turtoone | 2004-12-28 23:04 | 映画(さ行)

アポロ13 ~My Collection~

b0046687_2244494.jpgアポロが始めて月面に着陸した1969年、筆者は初めてカラーになったテレビの前に齧りついて離れなかった記憶がある。しかし、人間の記憶というのは大変いい加減な物で、アポロが初めて月面着陸したのと、初めて人間が月面に降り立ったのも、全部、同じ「アポロ」であり、その人の名も「アームストロング」しか覚えていない。しかし、はっきりと記憶があるのは1969年ということ。なぜなら、筆者は翌年1970年に大阪で開催された「万国博覧会」において、2時間待ちでやっとはいれた「アメリカ館」でその「月の石」を見たからだ。しかし、自分の記憶の中では、その「月の石」は、アームストロングが拾って来たものだと思っていた。

この映画のお陰でこれらすべての間違いを質すことが出来た。
しかし、これは、単に自分の記憶違いで無いことも、この映画と同時に色々と資料を調べることによって、それが分かった。

分かったことというのは以下である。
1.初めて月着陸したのはアポロ9号である。
2.アームストロングがアポロ11号で初めて人類が月に降り立つ。月の石を持ち帰る。
3.アメリカ館に展示された月の石はアポロ12号が持ち帰ったものである。
尚、更に詳しいことは、「アポロ計画の歴史」を参照されたい。

映画化された「アポロ13号」は、これらのアポロ計画の中で、残念ながら途中で月着陸を断念し、更に、可能性が僅少な中を知恵と勇気で生還し、全米国民に人類の可能性を「月面着陸」以上に顕現化し感動させた宇宙飛行であった。当時、日ソは冷戦以外に宇宙開発で競っていたが、この13号で、初めて技術以上の「臨機応変」という英知を結果的に持ち込んだアメリカに対し、最早ソ連は同じ土壌で競争することを辞めた。

もうひとつの疑問であった点として、日本では、実際にこれらの中継を「衛星生中継」で行ったのは、前述のアポロ11号だけで、その番組の前枠として、それまでのアポロ計画が放送されたことと、主要な計画、アポロ9~12号の4基は、すべて1969年に打ち上げられたということ。記憶が誤まっていたのでなく、最初から誤まって記憶していたのであった。

スターウォーズから端を発したSFも良いが、宇宙の事実を後世に残した映画作品というのも、たまに見ると良い物である。



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故淀川長治氏の解説

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by turtoone | 2004-12-27 23:19 | 映画(あ行)
b0046687_10194678.jpg1977年の第50回オスカーで、「作品賞」、「監督賞」、「主演女優賞」を主要部門を獲得した異質の話題作である。監督だけで無く、主演男優賞にノミネートされていたウディ・アレンは、その後1986年のオスカー、「ハンナとその姉妹」で脚本賞を獲得したが、残念ながら主演男優賞にはその後、ノミネートもされていない。

この作品がとても小気味良いのはテンポが速いこと。これはウディの作品には統一されてある、彼独自のスピード感である。ただ、テーマによっては、そのスピード感が妙に鼻についたりするのだが、この「アニー・ホール」の主題には丁度適当な速度が働いていると言える。当時のアメリカの世相から、離婚なんていうのは、ごくごく普通にあることだったが、男性の持つ執拗な嫉妬心と誇大妄想的な自分主義をこれほど如実に、且つコミカルに表した作品は他に無い。

又、注目すべきはダイアン・キートンのファッション。この時代のアメリカのファッションは余り特徴が無いが、ダイアンは一昔前のサイケデリックを基調に、彼女の体型でないと到底滑稽に写る格好を思いっきり楽しんでいる。回りのエキストラに比べ、彼女がスターであることが良く分かる。ダイアン・キートンといえば、この作品の前までは「ゴッド・ファーザー」。特にPART2で見せた彼女の役柄でマフィアのボスを相手にする「強さ」に、全米の女性たちは拍手を贈ったと同時に、それまで言われていた「ウーマン・リブ」という言葉が単に、精神主義の一環に捕らえられていたに過ぎなかったことを、実際に「女性はこう、強くあるべき」を打ち出し、新しい女性像を塗り替えた。そして、この作品で、更に女性の自立は特別な人しか出来ないことでなく、もう現代ではごく余り前のことなのよと、スクリーン一杯に演じてみせた。実に、この国の世相を引っ張る女優である。因みに彼女の本名は「ダイアン・ホール」。そう、この作品で、初めてこのトップスターが、自由に自身を演出したことが、その評価の高さに繋がったことは間違いない。

勿論、それを監督した、ウディの裁量はいうまでもないことだ。


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by turtoone | 2004-12-26 10:54 | 映画(あ行)

パッション ~新作DVD~

b0046687_1613430.jpg

先日発売された「ヴァン・ヘルシング」が、今年一番分かりやすい「娯楽大作」だとしたら、この作品は、今年最も衝撃的な映画であった。そして、この作品に関して何かコメントをするという行為自体が自身を憚る様だという事をまず前置きして起きたい。

正直、筆者はミッションスクールに12年間通っていたから、キリスト関する知識や、関連書物も多数読み、又、毎週土曜日は学校で行われるミサに強制的に参加をさせられ、献金をし、説教を聞き、懺悔をした。ゴルゴタの残虐な事件も、キリスト生誕と同じ頻度で時には教訓として、或いは物語として、年齢相応に色々と聞かされてきた。又、学校でこの関係の映画を見に行くこともあったし、毎年クリスマスイブには「聖劇」なるイエスキリスト生誕劇を生徒が演じて見せた。だから、この映画に表現されている「残虐」に対しては既に免疫が出来ていると、鑑賞以前には高を括っていた。

しかしこの作品ほど、ビジュアルで「精神的」に、或いは「本能的」に苦痛を受けた事は前例が無かった。鞭を振るう音で体に痛みを感じるとか、掌に釘を刺すシーンで戦慄を感じるとか、そういう種類ではない。言うなれば人間という物は、一体何処まで愚かで残虐になれるのか、もしかしたら、自分自身にもそういう素質があって、その部分を赤裸々に見せ付けられているのではないかという、自己への恐怖感が高まり、途中から、「もうやめてくれ」と、心中で大きな叫びを発していた。余談であるが、筆者はこの作品を見た直後、ML等を通して、友人・知人に、是非見るように薦めた。見る、というより刮目して欲しいと願った。現実に我々の周りで起こる可能性のある事を、是非凝視して欲しいと依頼した程である。そして自身もこの作品鑑賞という体験を経て、少しは以前より、優しい人間になったのではないかと思う。

あくまでも、これは筆者の感想である。だから当時はこれに関しての沢山のご批判も頂いた。大変有り難いことである。

クリスマスに敢えて、この作品のレビューを取り上げてみた。


パッションの公式サイト
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by turtoone | 2004-12-24 16:01 | 映画(は行)
b0046687_1028674.jpg早いものでもう一昔前の作品になってしまったが、そのテーマ性と全体に描かれている主張は現代でも斬新である。

「コードR」は、今現実にイラクに派兵されている部隊のみならず、全世界に軍隊という物が駐在する限りは、多分、永遠に払拭の出来ない、究極の上下関係であろう。しかし、こういう感想をこの作品に抱き、傍観者でしかないという筆者も、この国にのほほ~んと生まれ育った平和呆けな産物なのだと客観視する。

特筆すべきは、この作品に出ている俳優陣の凄さである。
まずはトム・クルーズ。オスカー初ノミネートとなった「7月4日に生まれて」の時には無かった「動」のにおける心境を表現できる部分が随所にあった。特に、最終喚問に望む前夜の自宅のシーンは完璧で、これが「ザ・エージェント」の名演技に繋がっている。

もう一人はなんといっても、「24」で脚光を浴びる、キファー・サザーランドである。この将校役が、作品全体のボルテージを可也底上げしている。特に、証人喚問場面の心の葛藤表現は、この後、大物ジャック・ニコルソンの喚問シーンの結末を観客に予測させる見事な前兆となっている。その他、ジャック・ニコルソン、ケヴィン・ベーコンに関しては、特記する必要も無い、相変わらず素晴らしい役作りを行っている。見事である。

冒頭にも書いたが、この作品にもあるアンタッチャブルな世界や要素は、まだまだアメリカには沢山ある。そして、それを正義という名のマントを羽織って切り込むキャラとして、トム・クルーズは最高の俳優であろう。しかし、そのポスト「正義の俳優」が出てこないのが、今ハリウッドで最も残念かつ、深刻な問題である。ジョニーは線が細い、オーランド?力強さが無い。ブラピやキアヌは完全に違う方向へ進んでいる。若いながらレオさまもそうだし、コリンがまだまだなのも以前に書いた。残るはトビーとヘイデンくらいしか思い当たらないのだが・・・。

最後は俳優評になってしまったが、何度見ても、俳優の演技力と根底に流れる主題の斬新さには注目すべき内容である。


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by turtoone | 2004-12-23 11:17 | 映画(あ行)
b0046687_2281663.jpgついに、待望のDVD発売である。今年シアターで見た映画の中では最も「バランスの取れた」作品だったと言える。

最初は、モンスターのオールスターキャスト総出演で、一体全体どんな内容になるのかと思っていたが、百聞は一見に如かず。個人的にも大好きな作品になった。

そもそも映画というのは「大衆娯楽」であった。他所には無い大きなスクリーン、色々な他人が一定時間黙って同じ方向を見ながら、ひとつのストーリーに思い思いの感情を移入する。その僅かな時間は、そのひとりひとりにとってかけがいの無い空間と時間であり、その時を楽しむのが映画という娯楽であった。その原点に立ち返る感動を与えてくれる作品だ。

まず、主人公の使う武器が良い。それからヒロインが「強い」ところが良い。そして、物語が大変分かり易い。そしてその分かり易い中にちょっとした謎解きが丁度適量のスパイスとなって、作品全体の深い味わいにしている。それが絶妙な味付けだ。

更に何といっても敵役なのに、何れも愛すべきモンスターの面々。ウルフマンCGの粋を極め相当リアルだが、動きにとても魅力がある。ドラキュラ伯爵は実にインテリジェンスに溢れ、紳士である。そしてフランケン博士には多大なる哀愁を感じる。何れも素晴らしいキャスティングである。それはそのはず、それぞれ各人が、今までハリウッドを牽引してきたスーパースター達なのだから・・・。まさに魅惑の共演である。

ヒュージャックマンが又良い。彼が演じたことにより、主人公「ヴァン・ヘルシンク」の魅力も倍増したと思う。「ソード・フィシュ」の演技も気に入っているが、こういう「正悪の境が分からないヒーロー」という設定は彼の魅力をより一層引き立てる。そして、デヴィット・ウェンハムがいい味を出している。「L.O.T.R」のファラミアは今いちだったが、この人は「ムーラン・ルージュ」の役が忘れられない。

今回はドラキュラ伝説の定説と一部解釈が違うところもあったが、そんなことはどうでも良い。この映画は「ベン・ハー」では無く、大娯楽映画なのだから・・・。

年内にDVDを手に入れられて、とてもラッキーな作品だ。


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by turtoone | 2004-12-22 22:47 | 映画(あ行)
b0046687_21565736.jpgこのDVDを買ってきたのは、自分でなく家内なので、今までちゃんと全編を通してみたことが無かった。この映画はクリスマスの映画だったのかという事も今回初めて気がついたほどだ。
だから季節的に良い環境で見ることができたと思う。

人生は予測がつかないから面白いという様なフレーズは、アメリカの映画には大変多い。代表的なのは、「フォレスト・ガンプ」の「人生はチョコレート函の様だ」。所謂、これもひとつのサクセスストーリーである。

このジャンルというのは、「ラヴ・コメディ」というのだろうか。こういう映画は大変評価がしにくく、というか、評価なんかどうでも良いと思う。つまりは、このストーリーが好きか嫌いかの判断で良いと思う。少し観点がずれて恐縮だが、友人や身内からどうしてそんなに沢山DVDやビデオがあるのか聞かれるが、要はレンタルショップに行くのが面倒なのである。特に、このタイプの映画は、夜中の何もすることがなくなったとき、無性に見たくなる物である。だから、何時でも見られるようにコレクションしている物も実は結構多いのである。

折角だから少し内容に触れると、この映画にある家族感は好きである。「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」ほどでは無いが、家族のあり方を押し付けがましくなく説いてるところが好きである。アメリカで家族の荒廃が深刻化されてきた1970代から、シネマの世界でも、家族というのは、色々な問題や悩みを抱えながら生活しているのだという視点が多かっただけに、コメディというオブラートに包みながらも、古き良きアメリカを感じさせる幾つかのシーンや重要なキャラが居るのが、この映画のうれしいところである。

そして、やはり、この映画の様に、クリスマスは一人よりも、大勢の方が楽しいのだと思う。


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by turtoone | 2004-12-21 22:21 | 映画(あ行)
b0046687_1973767.jpg少年時代というのは色々な可能性と、思いっきり大人ぶってみたいということと、そして、ほんの少しの勇気を奮い立てることが必要だ! というのが、アメリカ映画に共通する、少年を描いた作品のコンセプトのようだ。しかし、この作品は単に、少年だけにテーマを当てたものでなく、逆にいえば、少年を主役の心中の一要素として表現をしているだけに、妙に捻くれたり、性に目覚めたりという、アメリカの子供さながらというシーンは殆ど無い。それことが作品全体を高尚なものに仕上げている。

原作はあのスティーヴン・キング。最初はそれだけで見た映画だった。しかし、前述した高尚さが、より作品の重みを増して、特に、アンソニー・ホプキンス扮するテッド・プローティガンの台詞の一言一言を大切に扱わなければいけないという映像の魔術にかかる。丁度、それは、少年ボビーと同じ境遇であり、観客は、ボビーの疑似体験をスクリーンの中でしてしまうという不思議な感覚に包まれたシネマであった。

ところが、何度見ても、同時に不可解なのが、この映画は何のために作ったのかということであった。勿論、上記した数々のテクニックとしての見所がある一方で、主題と、主題のための説明が不足していた。

しかし、今回、このレビューのために見たときの分析としては、多分この映画は、ラストシーンのために作られたのだと考えた。そこに話を纏めると、筆者の疑問もすべて解決する。


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by turtoone | 2004-12-20 20:19 | 映画(あ行)
b0046687_1412057.jpg予告通りのレビューを書く。1983年にこの作品が映画界だけで無く、様々な社会的な影響を与えたことは記憶に新しい。そして今見ても、固定電話機のシーン以外は決して古さを感じないのは、この映画の主題が永遠のテーマであることを如実に表しているといえる。

母娘という間柄は、親子であると同時に、ライバルであり親友であり、良き理解者でもあり、時には世の中で一番憎らしい奴にもなり得る。これが「お互い様」であるから、色々と厄介だ。一番素直に本心を打ち明けることも出来るし、同時に一番本音をいいたく無い相手。父と息子という関係には絶対に有り得ない、そして、この世の中で一番「素敵」な人間関係である。

物語も良いが、シャーリー・マクレーンの役者としてだけでなく、それ以上に人間としての素晴らしさ、特に「深み」を絶賛したい。筆者ですら、それもこの映画を始めてみた20代の頃に、このシャーリーに憧れ、プラトニックな感情に浸った。その彼女も今年で古希を迎えている。シャリー・マクレーンには数々の出演作があり、「チャンス」や「愛と喝采の日々」も彼女ならではの演技を披露してくれるが、この作品は「絶句」である。女性は年齢では無いということ、人生は幾つになってもその気になれば素敵なことにめぐり合えるということ、等々・・・、色々なことを、物語や演技以外に、彼女自身が教えてくれるというところに、映画という枠を超えた感動と教訓を得ることが出来るのである。

因みに、オスカーでは、「主演女優」でこの母娘役は争った。デブラ・ウィンガーも他の年ならきっと栄誉に輝いた名演技だったが、相手が悪過ぎた。なにしろ、原作以上に演技をしてしまった俳優と競うことになったのだから・・・。

映画同様、最後まで、この「母娘」は争いそして讃えあった。


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by turtoone | 2004-12-20 14:36 | 映画(あ行)