暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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カテゴリ:政治・評論( 13 )

APECと首相外遊

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チリのサンティアゴで開催されていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は、出席した21の国・地域の首脳らが、世界貿易の自由化とテロ根絶に向けた努力を誓い、閉幕した。この会期中に日本にとって重要な会談が三つ設けられた。

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まずは20日に行われた日米首脳会談である。イラク復興で一致、「強いドル」明言…日米首脳会談

イラク支援、北朝鮮核問題、在日米軍問題を主に会談されたが、予想通りというか、内容的にもアメリカの思い通りの展開に終わった。

次に現地時間21日午後から、日露首脳会談が行われた。
日露首脳会談 北方領土進展なく 平和条約の必要性は一致
ここでの論点は、やはり北方領土の解決と平和条約の締結であるが、これは日露の間での温度差の違いが改めて露呈された。首相もロシアに関しては相変わらずの弱腰だった。


b0046687_9174228.jpgそして、これが今回急浮上した注目の日中首脳会談が、21日夜に開催された。
中国主席、靖国参拝を直接批判 小泉首相に中止要求

ここでの両首脳の発言が両国民にはかなり注目されたが、胡主席が小泉首相の靖国神社参拝問題を取り上げ、来年の参拝中止を強く求めたが、対する小泉首相は参拝の経緯や考え方を説明したものの、参拝を継続するか否かについては明確な発言をしなかった。しかし、小泉首相の「心ならずも戦場に赴いた人々に哀悼の誠をささげ、不戦の誓いのために参拝している」という発言は大きかった。中国はこの問題を常に、歴史と国民感情で押して来るが、日本も、歴史を顧みて、国民感情も前面に出しつつも、「不戦の誓い」という平和への哀願を発言に託した。

過密なスケジュールの中で三つの重要な会談をこなした首相であるが、日本が今後どう世界と対峙していくかが明解になっている一方で、今ひとつ首相の発言は国内にいるときほど強くない。

「アジアの日本」からまた一歩後退した印象が残った。
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by turtoone | 2004-11-23 09:37 | 政治・評論
中国の武大偉外務次官は16日、沖縄県・先島諸島周辺の日本領海を侵犯した潜水艦について「調査の結果、中国の原子力潜水艦と確認した」と認め「この事件の発生を遺憾に思う」と表明した。原潜が日本の領海に入った原因について「技術的
b0046687_235789.jpg原因から日本の石垣水道に誤って入った」と説明し、故意に領海侵犯したわけではないとの見解を示した。中国が軍事機密である自国潜水艦の行動について説明し、「遺憾」を表明するのは極めて異例で、事実上の「謝罪」である。

 武次官は、「中国側として隣国との間でパートナーシップを築いていくとの方針にいささかの変更もない」と述べ、日本との関係を重視する姿勢を強調した。

これに対して日本の対応は今後どうするかが注目される。先日も書いたが、中国はトップの意見や行動を重視する国。これに対し、小泉首相の早期対応を一国民として求めたい。
日中両国は、チリで20日から開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)での首脳会談実現に向けた協議を進めている。冷え切った日中関係を修復・進展する絶好の機会を向こうから用意してくれた。

北朝鮮の問題も、中国を味方につけておくことは大きい。兎に角この時期を逃したら、向こう10年はこの大国と手を携えて行くきっかけは無い。これは日本のみならず、アジアの未来を占う分岐点であり、小泉首相の総理就任当時の「なりふり構わず」を期待したい。
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by turtoone | 2004-11-17 23:13 | 政治・評論
パウエル氏の後を受けて、コンドリーザ・ライス氏(50)が黒人女性として初めて米国務長官に任命された。

b0046687_22282828.jpgライス氏は、1955年人種差別の激しい南部アラパマ州のバーミンガムで牧師の娘として誕生。15歳でデンバー大学に飛び級し、19歳で卒業するという天才ぶりを発揮。四ヶ国語を操り、旧ソ連研究で修士、博士課程を取得。1989年にスタンフォード大学の教授からパパブッシュ政権の国家安全保障会議(NSC)のソ連・東欧担当上級部長に任命された。クリントン時代には大学に戻ったが、2000年、現政権発足とともに、黒人女性初の大統領補佐官に起用された。ここまでは、すべてが「飛び級」の立身出世である。

一方で、ロシア問題には党内ならず、国内にも彼女の右に出るものは無く、プーチン大統領とも親しいことから、新保守主義(ネオコン)の反感も買っている。従って、前任者のパウエル氏に比べると、中道路線を取らなければならない。ホワイトハウスでもブッシュに「最も近い女性」或いは「ファーストレディーよりも大統領と一緒にいる時間が長い」等、色々言われている。また、イラク問題では大量破壊兵器で判断を誤った張本人とされ、いずれにしてもパウエル氏のような保守主義を取るわけにはいかないところに、バランスも難しい。

国務長官というのは、日本でいえぱ「外務大臣」(但し、もっと権力は掌握している)。要するにアメリカの「顔」である。今までは裏方としてその才をフルに発揮した彼女も、今度は表を担当。外交委員会では民主党ケリー氏が、まずは手薬煉を引いて待っている。


関連するが、日本にとっては、親日派アーミテージ国務副長官の辞任が大きい。
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by turtoone | 2004-11-17 22:54 | 政治・評論

国際協調派が突然の辞任

パウエル米国務長官が辞任した。
ご存知の様に氏は、ブッシュ政権内の国際協調派の代表格で、チェイニー副大統領や、ラムズフェルド国防長官ら対外強硬派と、イラク、イラン、北朝鮮政策などを巡り対立して来た。

パウエル氏は1937年ジャマイカ移民の子としてニューヨークに生まれ、ニューヨーク市立大を卒業後58年に陸軍入り。87~88年にレーガン政権の国家安全保障問題担当補佐官を務め、b0046687_13241478.jpgその手腕が全米に認められた。89年には黒人初の統合参謀本部議長に就任し、パパブッシュの下で、91年の湾岸戦争において、米軍を指揮。連日のメディア出演で、その名を世界的に知らしめた。2001年から国務長官に就任した。

ブッシュ現大統領が5.年前共和党統一候補に指名される寸前までは、当時、「最も大統領に近い男」「黒人初の大統領」という呼び声も期待も高かったが、残念ながら、共和党にあるエスタブリッシュメントな勢力に飲み込まれてしまった。しかし現在でも人種を問わず、アメリカ国民からの信頼を厚く、次の大統領候補選に後押しするグループも多い。

個人的な意見として、パウエルは共和党、厭、アメリカの良心だと感じる。湾岸戦争時(勿論、戦争は良くないが・・・)、彼がメディアに写っていると、アメリカに正義を感じてしまう。そんな彼自身の「人徳」を感じてしまうのは、筆者だけであろうか。

今回の辞任劇の裏側が色々憶測されているが、個人的には4年後でも遅くないから、黒人初の米大統領にチャレンジして頂きたい。
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by turtoone | 2004-11-16 13:25 | 政治・評論

日本の対アジア外交

アジアにおける日本の問題が、また幾つか露呈された。ひとつは、潜水艦の領域
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侵犯の問題である。あの場所を通ることのできる潜水艦は、韓国、北朝鮮、中国、台湾の4カ国。韓国と台湾は日本政府の許可なしに考えられない。北朝鮮にはあの場所に来れるほどの潜水艦を所有していないとすれば、常識的に誰が考えても、中国の潜水艦と考えて間違い無いはずだ。問題はその対応であるが、個人的に海上警備行動の発令の遅れ云々をとやかく言うつもりは無い。ある程度、相手が分かっていることだし、イコールこの対応が「有事」の時と直結するのとは情況が違うからだ。マスコミはこういう視点で追いかけて欲しくない。それこそ国民の関心を本質とは違う場所に誘導する行為である。

むしろ、集結宣言を出したその後の中国との係わりである。
先日中国で、キャノンというメーカーが新しいデジカメを販売した日が、思わしくないということで不買運動が起こったが、これは物販を目的とする企業が、その国の文化や歴史を顧みずして行った大変浅はかな行為だった。中国という国は「トップ」の考えを大変重んじる。そういう意味では、企業のトップ、とそして、その国の企業のあるトップ考えは何よりも優先し、また責任を追及する。我々は、アジア諸国との応対について、もっと自国を主張するべきであるし、そのためには、それ以上に相手国の歴史や文、政治や世論を勉強し理解すべきである。


一方の北朝鮮拉致事件に関する、「第3回日朝実務者協議」は予想以上の検討をみせていb0046687_10485387.jpgると思う。前回の首相訪朝でカードを切りすぎ、しかも「経済制裁」に関する政府案が協議以前に発表されてしまうという失態が演じられたが、例えば、横田めぐみさんの元夫である「キムジョルユン」氏との面会や、協議延長等、詳細は不明の部分があるが、日朝関係の日本側からの軌道修正には多少の進展が見られたと考える。勿論、この面会が「安否不明者の今回帰国」に直結するとは思えないが、日本の要求を明確に伝える部分では、他のアジア諸国に対してよりは、一歩先んじたと評価する。

現在、日本「対アジア外交」は、どの国に対しても同じである。どの国も「韓国」では無いし、どの国も「親米」では無い。それをこちらが理解しないから、先方から何時までも「戦争責任」を言及されるのであり、問題はこちら側のビジョンに介在するのである。
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by turtoone | 2004-11-14 11:22 | 政治・評論
b0046687_23302082.jpgパレスチナ自治政府議長、ヤーセル・アラファト氏が亡くなった。冥福を祈りたい。中東のことは理解するのが難しい。難しいのでなくて理解しようとしないのかも知れないし、自身で、そのことが一番怖い「平和呆け」だと思っている。

しかし、少なくともアラファトは、パレスチナの民族に勇気と尊厳を与えたことは事実であり、これは賞賛に値する行為で、このことを理解できない訳ではない。1974年に国連総会での大演説までの彼は、カイロ大学卒業後、技術者としてクウェートへわたり、裕福な生活をしていたが、パレスチナの現状を目の当たりにして一大決意、財産を捨て、確かに暴力的な側面はあったにしろ、あの地域の情勢下では致し方ない(この辺りが理解しようとして無い部分だね・・・、反省)立派な人物だった。一方で、後継者を作らない独裁に走ったり、圧倒的なカリスマ性を発揮、対話に応じず、ノーベル平和賞が絶頂期で、実際問題、今世紀に入ってから事実上の軟禁状態で、各方面からこの日を待たれていた節もある気の毒な人物である。

和平を口にしたり、唱えたりするのは簡単だが、和平のために戦い続けた彼の半生を振り返り死者に敬意を表して言えば、本当に人は理解する努力というのを常に課せられ、苦しむ生き物なのだということを自負しなければならない。
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by turtoone | 2004-11-12 23:57 | 政治・評論
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アメリカ大統領選挙でもうひとつその権威を失墜したのが、メディアにおけるマスコミの分析力である。特に3大ネットワークを始めとしたテレビへの信頼性は一気に揺らいだ。この選挙はそれだけ争点が明確でなかったといえる。

NYタイムスが一面で「我々は加熱する選挙戦にのみ没頭し、一般人の選挙民を忘れていた」と反省しているように、今回、報道の中にも一般選挙民は不在であった。選挙率が上がればケリーに有利という予測も見事に崩れた。
民主党は東部の大都市と、カリフォルニアなどの西海岸、それに中部の大都市圏に強い。ある意味において、これはアメリカのメディアの大都市集中構図に似ている。要するに、マスコミも取材や調査が行き届かないところに、アメリカの真の民主主義が存在していた。戦後、民主党と共に、マスコミも、その動向の大きな分岐点に立っていると考えられる。

また同時に、ここ数年アメリカよりも更にエンタメ化してきたこの国のマスコミも、この大統領選挙を機会に、真の報道の使命は何かを反省し、考えて欲しい。
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by turtoone | 2004-11-07 18:22 | 政治・評論
大統領2期目は、俗に「歴史に名を残す」ことをする4年間であると言われる。しかし、近年のアメリカに然程余裕をもった大統領など存在していない。
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しかし、ブッシュという大統領は、名君という定義には程遠いが、実は、案外、大変な名を残すことになる可能性が高い大統領である。というか、時代が彼を選んだのかもしれない。

御存知の通り、ブッシュは一期目の最初の頃は一体何をしていたのか?アポなしムーアに言わせればゴルフとキャンプデービッド三昧だったというが、言われてみれば、彼が国際社会のリーダーシップを取るようになったのは、9.11以降である。そして、強いアメリカを前面に押し出し、大統領の周辺も、パパブッシュ時代の強力な参謀によった固められた。そして皮肉にも20世紀末に失速しつつあったアメリカの世界的権威を取り戻すのに、戦争は最高のシナリオだったに違い無い。そしてそれは「強いアメリカ」と同時に次の段階である「安定した国家」への布石としての彼自身への期待の表れが、国民投票に繋がったといえる。

強いアメリカを作るのが彼の使命だとすると、後は「どういう強さ」なのかになる。今回は宗教右派の支持層が基盤となっている以上、イラン・イラク問題はもとより、イスラエル・パレスチナなど中東に関しては、矢張り多くの火種を抱えての出立となる。そして、予想以上にそれは早く彼の頭を悩ませそうだ。
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by turtoone | 2004-11-07 16:21 | 政治・評論
アメリカ大統領選挙は、その選挙投票前と、大統領決定直前の異様なほどの盛り上がりから比b0046687_15315743.jpgべると、いささか拍子抜けの結末だった。ブッシュが総得票数で300万票の大差をつけたということも、又上下両院の共和党議席の増員で、例え僅差で勝てたとしても、ケリーが議会運営は難しいという現実論に対し、早々の敗北宣言を出したのであろうが、アメリカをひとつに纏めるというケリーの弁はかなり説得力に欠けた。


これはケリーが云々ではなく、今の民主党は正直なことろ人材が乏しい。クリントン、ゴアの後、アメリカを引っ張れるリーダーとしての強い個性は、現在の民主党には見当たらない。戦後、民主党はアメリカ政治と社会に君臨し続けて来たが、色々な意味での終焉という選挙になったのであろう。Daddy's Partyといわれる共和党に比べ、民主党はmammy's Partyであること。そして今回選挙民心理の表向きは「マッチョ」な共和党を支持しつつ、最終的には選挙民の「セキュリティ」意識が働いたことによる結果である共和党支持へと繋がった。皮肉なことに最後はケリー自身にもセキュリティが働いた。

都市部でしか強くない民主党は、本当に全米選挙民が何を求めているのかを分かっていたのか? そして、明確にこの大国のこれからの舵取りに関してのビジョンを持っているのか。この4年間大統領になったブッシュと共和党も大変だが、それ以上に、この弱りきった民主党は、何が大切なのかの原点に返らなければいけない。
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by turtoone | 2004-11-07 15:56 | 政治・評論
アメリカ大統領選の決着がついた。忙しくてまだこの件にコメントしていなかった。結局はオハイオの全開票を待たずに、ケリーが敗北宣言をした形になった。統計学的な見地からだそうだ。b0046687_23543666.jpgこれをアメリカでは「潔い」というらしい。本当にそうだろうか。確かに、4年前の様に今回も最高裁の裁定を下されるなどというのは、世界に示しが付かないのは分かるが、一体この国の民主主義というのは、何処に行ってしまったのだろうかと、呆然としている。
日本にとっては共和党の方が都合が良い。我々は、クリントン政権下8年間にわたる寒々とした日米関係をつい先日の様に覚えている。だからといって、これが米国民の信任を勝ち得たというマスコミの表現もおかしい。開票がすべて終了してからこそ、本当に全国民の意思表明が出来るのであり、国政に繋がるのではないか。それが民主主義の原則である。最後まで有権者不在の選挙であった。

現地にいる日本の某局キャスターは盛んに「世界の指導者の選挙」という言葉を連発した。アメリカ同様、この国の言論もついに崩壊なのか?
言論の崩壊は民主主義の崩壊・第一歩である。
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by turtoone | 2004-11-06 00:11 | 政治・評論