潔いが・・・民主主義は?
2004年 11月 06日
アメリカ大統領選の決着がついた。忙しくてまだこの件にコメントしていなかった。結局はオハイオの全開票を待たずに、ケリーが敗北宣言をした形になった。統計学的な見地からだそうだ。これをアメリカでは「潔い」というらしい。本当にそうだろうか。確かに、4年前の様に今回も最高裁の裁定を下されるなどというのは、世界に示しが付かないのは分かるが、一体この国の民主主義というのは、何処に行ってしまったのだろうかと、呆然としている。
日本にとっては共和党の方が都合が良い。我々は、クリントン政権下8年間にわたる寒々とした日米関係をつい先日の様に覚えている。だからといって、これが米国民の信任を勝ち得たというマスコミの表現もおかしい。開票がすべて終了してからこそ、本当に全国民の意思表明が出来るのであり、国政に繋がるのではないか。それが民主主義の原則である。最後まで有権者不在の選挙であった。
現地にいる日本の某局キャスターは盛んに「世界の指導者の選挙」という言葉を連発した。アメリカ同様、この国の言論もついに崩壊なのか?
言論の崩壊は民主主義の崩壊・第一歩である。
日本にとっては共和党の方が都合が良い。我々は、クリントン政権下8年間にわたる寒々とした日米関係をつい先日の様に覚えている。だからといって、これが米国民の信任を勝ち得たというマスコミの表現もおかしい。開票がすべて終了してからこそ、本当に全国民の意思表明が出来るのであり、国政に繋がるのではないか。それが民主主義の原則である。最後まで有権者不在の選挙であった。
現地にいる日本の某局キャスターは盛んに「世界の指導者の選挙」という言葉を連発した。アメリカ同様、この国の言論もついに崩壊なのか?
言論の崩壊は民主主義の崩壊・第一歩である。
by turtoone
| 2004-11-06 00:11
| 政治・評論