新札登場あれこれ
2004年 11月 03日
新札が11月1日から登場。銀行勤務の家内にそれぞれ1枚ずつ交換して貰った。
20年ぶりのこの新札の経済効果は1兆円で、GDPを0.1%押し上げるそうで、数字だけみると新札騒動に比べて大したことでは無い様だ。
ただ、銀行窓口の現場では大変だったようで、特に1日は月末に継いで忙しない日にも係わらず新札交換に並んだ人とでごった返したらしい。この騒ぎは2日も続いた様だ。ATMも新旧札混在、また、両替機でもキャッシュカードを利用しないと対応できないという家内の勤務する某三大銀行のひとつでは、年末の様な騒ぎだったと聞く。他行では、新札専用ATMを設けたりしたが、それでも店によっては大変だった。
又、必ず出てくる便乗商法も、結構笑えるものが多い。ここでは割愛するが、色々なことを含めても経済効果は1兆円程度だから、「お疲れ様・・・」という感じである。
早速昨日、10000円を「加賀屋」で使用したら、「初めてみました~」とやたらと感激された。
交換騒ぎとは別に、まだまだ一般には普及していない様だ。
それよりも、樋口一葉が女性の肖像画として始めて紙幣に登場したことが今回のポイントである。これは、今まで、女性が候補になるならないの問題でなく、印刷技術の問題であった。勿論焦点は「偽造防止」である。過去の紙幣を見ればわかるように、殆どの肖像画には、髭とか髪型に特徴があった。しかし、現在の偽造技術は、肖像の偽造よりも、透かしやマークに関しての技術がそれぞれ向上しているため、今までのように、肖像画に特徴の無い人物でも、紙幣のモデルになることが出来る様になった。
その中で樋口が選ばれたのも、「肖像画が残っていること」、「その肖像画に信憑性が高いこと」「その肖像画を証明する写真が残っていること」であり、それに今回最も該当したのが彼女だったということである。
女性の肖像画が紙幣に使用されることは個人的に大賛成。不謹慎な言い方で失礼だが、やはり美女なら財布の中にずっと入れておきたいから、節約にも繋がるかな? 経済効果には繋がらないが・・・
by turtoone
| 2004-11-03 12:27
| 生活