暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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ゴッドファーザー ~My Collection~

b0046687_22421924.jpg1972年に公開されたこの映画作品は、色々な意味で各方面に多大な影響を与えた、余りにも有名な作品である。筆者もまだこの作品が公開された頃というのは、リアルタイムで劇場公開が出来る年齢ではなかったが、それでも当時、級友の間ではテーマ曲(テーマ曲くらいしか中心の話題には出来なかった)と同時に、色々と物議を醸したものであった。特に、当時としてはまだ、多分はじめて聞く俳優の名前としての「アル・パチーノ」は、既に友人の殆どが知っていた「アラン・ドロン」となぜか分からないが妙な比較を試みていたと思う。そういえば、後々にアイドル歌手が「アランドロン+アルパシーノ<あなた」というタイトルの曲を歌っていたが、男子校だったということもあるが、アランドロンという俳優が一番格好良くて、でも、それよりも格好いい奴が現れたって、そんな注目度なんだったのだと思う。この作品の全編を観たのは、勿論、もっとずっと後のことで、まだまだ、ビデオだって廉価版が出ている時代じゃなかったので、最初はテレビのロードショー番組だった。しかも、ご丁寧にノーカットという触れ込みで、この最初の作品(既に、Pt.2も公開された後だったので・・・)を2週にわたって放映された記憶がある。

ところで、この作品の全貌に関して、筆者の拙い映画知識と文章力で表現することは不可能だから、はじめからそんな大それた事は考えていない。だからこの作品について幾つか知っていることとか、筆者の個人的な考えを書く。

まず、面白いと思いのはこの作品が生まれた背景である。映画歴史的に言うと、この当時は、何かとこういう作品が多かった。例えば、オスカー作品的に考えてみると、1971年が「フレンチ・コネクション」、この作品を挟んで、1973年が「スティング」、1974年はこの作品の続編と、4年連続でギャング物が続く。当時のアメリカの時代背景を考えると、一向に終戦がみえないベトナム戦争はカンボジア内戦の勃発に繋がり、1971年はロサンゼルス大地震、更にはドル・ショック等、第二次世界大戦以降、国際政治・国際経済で世界のリーダーであつたアメリカの土台が徐々に崩れ始め、同時に大自然の驚異も味わった。アメリカ国民は、一体自分達が本当に信じられる物は何なのかを模索し始めた時代である。この作品はアメリカの裏社会描いている一方で、アメリカという「合衆国」という名の下にある国は、一方で他民族集合体であるが故に、国民各々のルーツを考えて行くと、ひとりひとりにある資質がイコールアメリカなんだと言うことを表現している。マフィア社会作品ゆえに、一見残酷に思える殺戮シーンが多いが、これはこのアメリカという社会が日常繰り返している、多くの人間の失敗と失望の表現である。しかし、同時にアメリカという国は、それを失敗や失望で終わらせず、その淵から這い上がり、立ち上がる人間には必ずチャンスが開かれる社会であることを描いている。要するにこの社会全体が失望の淵にある時代に、マフィアを題材にしながらも、アメリカ国家の根源を国民に伝える必要があった時代なのである。

次に、この作品の豪華なキャストに関しては改めてここで述べる必要もないが、この作品に関して言えば、2度目のオスカー主演男優賞(しかし、この作品では受賞拒否)の演技をしたマーロン・ブランドに尽きる。特に、2作の続編で定番シーンとなっていく、ゴッドファーザーの謁見場面のスタンダードを作りつつ、同時ににこの場面に作品内のステイタスを作り上げたことは、彼の演技の功績による以外何物でもない。後の2作、及び、ゴッドファーザーとなる三男マイケル(アル・パチーノ)のドンのなっていく過程の演技といい、又、Pt.2で若き時代のビトー・コルレオーネを演じるロバート・デニーロがゴッドファーザーとなったマーロンの演技に忠実に演じているところといい、この一代シリーズの根本から、同時にアメリカにおけるマフィアのドンのイメージまで作り上げた彼の影響力はこの作品以上にアメリカ全体に大きな刺激を与えたに違いない。

この作品を各論から論じていると限が無い。観点も多く、又、影響力も映画界のみならず多方面にわたっているからであり、要するにここではとても言い尽くせないからこの辺りで終わりにしたいと思うが、ひとつだけ、一映画ファンとして各論に触れれば、高速道路の蜂の巣シーンは「俺達に明日はない ~ボニーとクライド~」を思い出し、逆に同作品の先見の銘を証明した形になったのが、ウォーレン・ベイティのファンとしては嬉しかった。


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by turtoone | 2006-05-05 22:46 | 映画(か行)