暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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マトリックス ~My Collection~

b0046687_1559032.jpg映画は色々観て来た積もりなのだが、こんなに難解な作品は正直なところ、初めてであったし、その思いは今も変わらない。マトリックスという単語だけを考えれば、21世紀という電子工学な世の中に、当然ながら一つの考え方として、筆者の様な凡人でも、最低持ち合わせて居なくてはいけない考え方である。しかしながら、この作品の主軸になっている部分は、数学的配列からは程遠い、奇跡とか、情愛とか、嫉妬とか、そういう部分を持ち合わせているので、筆者としてはある程度高い評価が出来る。難解、つまりストーリーの根底を理解できなくて評価が高いというのも、おかしな話ではあるが。

機械文明の代償は大きくのしかかって来ているという警告は前世紀より、多くの科学者から指摘されて来たが、それは機械文明の中でその扱い方を間違えた場合か、それが地球環境を破壊するという終末観的結果論であり、どちらかというと、当時はまだ空想世界のレベルの物語的要素が強かった。しかし、この作品が意とするように、それは、現実に我々が関わっている道具を媒介としてもありうるという部分が妙に、説得力の高いところである。コンピュータとは英語で書かれた数式であるから、たとえば、その性能が向上していく経過報告として、一時期、演算処理能力のレベルを円周率の計算で、小数点以下の数字の桁数で表現された時代があった。これはまさに正確無比を求める数学の世界の出来事で筆者の様な凡人には漠として、「限りなく○に近づいているのだなぁ」と思うのみである。それも、その計算プログラムは人間が組んでいるのだからと思えば、機械が意志を持つことなど考えにさえ及ばない。しかし、もし、プログラミングがどこかで間違えていたら、或いは、3.1415…が3.2415(そんなこと考えてみたことも無いが、どんどん小数点以下の桁数が増えて行くにしたがって○から遠ざかってしまう。

ただ、冷静に考えると、これはプログラミングのミスであるが、ミスという観点でいえば所詮人間のやることという物に完全はない。ここまで書いていればお分り頂ける様に、マトリックスの考え方としては、人間とパソコンが同等になるなんてことはありえなく、すべては、21世紀に起こるうる空想である域からは逸脱できない。

ところが、この筆者の仮定はあくまでも人類を主体とした論旨であり、もし、人間の説いた生物進化の過程が間違っていて、人類の意図とは全く異なる部分からコンピュータという物が生まれて来ているのだとしたら、エージェントがいう様に、人間とウイルスは同類項なのかも知れない。アリスワンダーランドをモチーフに使っていたり、プログラム世界の唯一の侵入手段が電話回線だったりするところも、必要以上に人類の脆弱さを物語っていておもしろい。

DVD鑑賞レビュー(無論いずれも公開時に鑑賞しているが…)だから続編のレビューも書くが、最初に述べておくとシリーズの中ではこの作品が最高傑作であり、続編はすべてこの第一作で提言された疑問点を補足した物語である感は歪めなく、もし完結させようと思えば当作品内で可能だった。

ワイヤーアクションといい、立ち回りやSFXとの融合といい、この作品自体がハリウッドに提言した物が多く、高い評価の出来る作品である。


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by turtoone | 2006-01-09 16:02 | 映画(ま行)