暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

ディック&ジェーン 復讐は最高!

b0046687_13531864.jpg
期待のリメイク作品を、最高のパフォーマー、ジム・キャリーの出演ということで、当初より可也の過大評価をしていたようだ。

ジム・キャリーの昨年を振り返っておくと、「エターナル・サンシャイン」と、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」。「エターナル~」は、作品のコンセプトが良かった。オスカーの脚本賞を取っていたが、脚本という意味では斬新さも秀逸さも感じられなかったが、後々に色々考えさせられる作品で、そういう意味ではジム・キャリーというのは、その作品のシーンを思い出させてくれるのには、インパクトの強い俳優と演技だけに、大変好都合だ。これは「マジェスティック」でも同じである。「レモニー~」に至っては、もう俳優の域を超えて、ひとつの「美術・効果」にまで成りきっていた。しかし、こう考えると「ブルース・オールマイティー」以来、純粋なコメディ作品には出演していなかったことにになる。筆者の様なジム・キャリー・ファンは彼の才能の全てを見たいからこういう年があつても良いが、コメディファンにとっては、久々の期待作だったのではないかと推察する。もしかして、ジム自身が一番ジレンマを感じていたのかも・・・。

コメディ作品というのは、日本人には大変受け入れられにくい分野である。「笑い」という領域は、この国では「文芸」や「報道」に比べると格が下に見られているが、これは何もこういう領域の水準が低いという訳ではない。日本人は生活の中にユーモアを持たそうとしない民族いであり、それが長いことこの国を支えて来た伝統でもあった。質素であること、慎ましやかで、質実剛健で、厳かで・・・と、そういうモノに偏重してきた長い歴史と正反対にある要素である。だから、アメリカの「コメディ」が如何にインテリジェンスが高いという説明をしたところで、日本人の考えるインテリ定義には合致しないのである。従って、ジム・キャリーのような存在は、日本人からは一番遠いところにあるハリウッド・スターという言い方も出来る。筆者の鑑賞した上映回でも、明らかにオリジナル版のファンというシニア及び夫婦50割引以上のふたりで2000円というカップルが多く、(日頃シアターで見慣れていないから?)五月蠅く(特にビニール音)、勝手な解釈をのたまっていた。筆者も勿論、オリジナル版は「キングコング」同様鑑賞しているが、殆どストーリーを覚えていないし、大体、オリジナル版は筆者にとって魅力的なキャスティングではない。

また、今回はティア・レオーニが良かった。ジム主演のコメディ夫婦モノでは、「ライアー ライアー」 のモーラ・ティアーニも良かったが、それに匹敵する演技だし、「ライアー~」と違うのは、この奥様はアメリカらしくなく、良妻賢母である。こんなところも、日本人では分からないが、アメリカのコメディとしては、「なんて暢気な連れ合いなんだ」と、笑いの対象になってしまうのだと思う。我々の文化からみれば、こんなに素晴らしい奥さまはいらっしゃらないのに・・・。ジムはこの作品でも「製作」に関わっているので、もしかしたら彼の提案で、「ライアー~」のパロディだったりするんじゃないかと勝手に憶測したりする。このように、ジム・キャリーいう人は、一映画ファンにも想像を逞しくさせてくれる逸材であり、彼のことを大好きになれば、映画だけでなく色々な世界へ導いてくれる資質を持っている人なので、是非、ファンになることをお薦めしたい。

コメディだからこそ出来るこの設定とストーリー展開と、最後には誰もがハッピーになってしまう内容には脱帽する。かくいう筆者も、冒頭から「コメディだ」と勝手に線引きしているのだから、やはり根っからの日本人らしい。それよりも、筆者としては、最初ディックが乗っていた、BMW(ビーマーと呼んでいたねぇ・・・)320が懐かしく、自身も一番惚れこんだ車だったので、7シリーズに乗り換えたり、貧困になってもあのクルマだけは維持して欲しかった(という部分もコメディにして欲しかったという願望・・・)。


公式サイト


allcinema ONLINEの作品ページ
goo映画の作品ページ


よろしかったら、こちらにご協力を。映画のブログも検索できます。
人気blogランキング
[PR]
by turtoone | 2006-01-07 23:07 | 映画(た行)