暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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バットマン ~My Collection~

b0046687_2113435.jpg筆者はひとつ勘違いしていたのかも知れないが、「バットマン・ビギンズ」は、このシリーズの第5作という観点で鑑賞し、レビューも書いてしまったが、どうも関係者や専門家の間でもこの見解は分かれてしまっている様だ。勿論、配給はWBだから、シリーズと言えば一連のシリーズなのかも知れない。しかし、新シリーズという言い方をすれば、一応、「ビギンズ」は、これまでに無い新しいバットマンの側面を描写した。精神的なバットマンという人格の構築である。バットマンは人間であること。バットマンスーツを着用することによって特別な才能や技術を身につけられる訳ではないこと。つまり、レビューでも書いたが、バットマンの能力は、SWシリーズの根底にある「フォース」に類似している。

さて、この「バットマン」は(旧シリーズという言い方をしたくはないが・・・)それまでのアメコミや「バットマン・ザ・ムービー」とは全く違う、斬新な部分を見せてくれた。ひとつはティム・パートンの数々のアイデア、もうひとつは、それまでの作品に描かれていなかったゴッサム・シティーの世界観である。筆者の場合は余りにもこの二つが強烈で斬新だったために、暫くの間(というか、つい最近まで)この二つは常に同居してしまっていた。つまりは、ゴッサムとティムの世界観を同一視してしまったことに、ティムバートン作品を観る中に大きな勘違いを犯してしまった。ここのところでやっとそれを修正できたので、改めて彼の金字塔とも言える「バットマン・シリーズ」を見直したいと思ったのである。

この作品が、特に印象深いのは、主人公のバットマンにも、そして、敵役であるジョーカーにも共通する「生」という悩みである。これはこの作品だけでになく、ティムが獲得した3作には共通している。それまでの多くのヒーロー物は、主役の「悩み」を描かれることはあっても、悪役には殆ど描かれなかった。勿論そういう悪役になっていく経緯は語られたとしても、そこに、悪役の持つ「本音」は無視されて来た。一方で、ヒーローも色々な労苦は描かれたとしても、心の葛藤を深く追求されることはなかった。バットマンには、初めてそういう一般人との類似点を出すことによって、スーパーヒーローとの距離感を明確に出したことろが以降のすべてのヒーローものの作品にプラス要素として、製作側にみ鑑賞側にも与えた功績は大きいといえる。

そして、ティムの「遊び」も魅力的だ。この作品では、ジョーカーが金をばら撒くパレードをするシーンがあるが、そのシーンの発想は個人的に好きである。音楽も軽くて良い。この作品の中でも唯一、映画の後半に向けて中弛みになるところをグッと押さえ、終盤に繋げる良いシーンにしている。見事である。

要するに、この「バットマン」がこういうコンセプトで製作され、成功をしなければ、「バットマン・ビギンズ」は企画もされなかったことを考えると、やはり、同じシリーズ作品として考えて良いのかもしれない。


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by turtoone | 2005-08-02 22:16 | 映画(は行)