暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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TAXI NY ~新作DVD~

b0046687_1548077.jpg毎回レビューの度にこんな事を行って申し訳ないが、ラブコメと同様、このカーアクションというジャンルも邦画では絶対にハリウッドのレベルに映像が到達しない分野である。しかし、残念なのは日本の場合、他のスタントに比べてこのカーアクションのドライビングテクニックの分野で世界でも一・二を誇る技術があるのは周知の通りである。では何が違うのかというと、ひとつは撮影技術である。如何にカーアクションのスタントが素晴らしくっても、それをどのように撮影できるかの技術が追いついていなければ、映像化は不可能である。もうひとつは、カーアクションをどの様に作り上げるかというコンセプトである。つまり、カーアクション専用のディレクター、できればプロデュースをできる人間が、作品構想の段階からどれだけ関与できるかである。この作品のカーアクションの細部を見ていると、申し訳ないが然程目新しい物は無い。発想自体は、日本では可也昔になるが「西部警察」とか、その当時のアクションと難易度から観ればそんなに差は無い。特に、最後の「大ジャンプ」等は、別段新しい発想でもテクニックでもないから、「なんだ~」と拍子抜けしてしまう。しかし、それまでの行程とか、その後のオチが上手かったりする。現実的に考えれば、両側のクルマがジャンプできる程の加速があって、なぜ、真ん中クルマが止まれるのかというほどのブレーキングが現実に可能かといったら、多分難しい。しかし、それが映像の中で可能な処にこういう作品の価値があるのである。逆に言えば、このシーンを納得させるために、90分間の大半を際どいカーチェイスを沢山見せて来ている。歩道は愚か、大学や駅の構内や、建物の屋内等でのドライビング映像があり、しかも、その逃げ道を犯人がシミュレーションする場面まで入れている。こういうリアリティの追求をカーチェイスのシーン以外でも見せているからこそ、ラストアクションがこれだけ活きてくるのである。つまり、こういうトータル的な部分で関与できる発想や人材が邦画には欠如しているのである。まぁ、邦画に限らず、この部分はハリウッド以外では無理であるが・・・。

主演のクイーン・ラティファは魅力的な女優である。彼女の出演作品は、これと「シカゴ」と、あと、「ボーン・コレクター」くらいしか鑑賞したことか無いが、どれを観ても貫禄があり、かつ存在感のある役どころ(役ではなく、存在自体なのであろう)だと思う。彼女、そもそもはミュージシャンで、まだ、ラップという音楽区域が無かった80年代後半から、"ジャズとソウルを融合した独特のスタイル"という触れ込みで脚光を浴び、アメリカ初の女性ラップ・ミュージシャンとして音楽シーンに登場した。1994年にはグラミー賞も受賞したことがある一方で、トークショー等で活躍。91年の「ジャングル・フィーバー」が映画初出演。「シカゴ」では、ママ・モートン役で豪快なボーカルを披露し、ご存知の通り女性ラップ歌手として始めてオスカーの助演女優賞にノミネートされた。

作品全体に関して言えば、これはタイトルからは想像できなかったが、要するにリュック・ベンソン監督「TAXI」シリーズ第一作のリメイク版。しかし、完全リメイクでは無いので結構期待を持ってみていたが、オチが・・・。そういう意味では、少し損をした気分であるのも事実。

そういえば、ウォッシュバーンのお母さん役でアン・マーグレットを久々に観ましたが、他の俳優さんの演技今一なんで、やたら目だっていた。流石はオスカー俳優といったところ? 犯人も、もっと綺麗で格好いい人がいなかったのか? 筆者的には頂けないし、他の作品でカーアクションに精通している方には、ご覧になる価値は殆どない作品である。


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by turtoone | 2005-06-11 17:08 | 映画(た行)