暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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クローサー

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この作品はもともとは「戯曲」であり、日本でも日本の俳優が日本語で舞台作品になっていたようだが、残念ながら筆者は見たことがない。作品評では男女間の性行為描写の台詞が卑猥だという話であったが、思ったほどではなかった。又、映画のコピーにはかなり騙された。

それよりも、この作品は、二人の男性の心境と行動に、若い頃の自分を照らし合わせることが出来てしまった。誤解しないで欲しい、決して変態だという意味ではなく、彼等ふたりに共通の独占欲である。良く、「男は女の最初の男になりたがり、女は男の最後の女になりたがる」と、これは誰が言ったのかそんな事を言われるが、確かに筆者も20代でまだ独身でいるときは、そんな妙な「欲」を持ち合わせていたと思う。しかし、この二人の男は、それぞれが別の男との行為を聞き出して、それが真実だの虚偽だのと憶測を重ねて、一体何が解決するのであろうかと、そんな感想を持ち、同時にこれは、ある意味で男の本質だということばかりを表現してしまった。そして、この原作は戯曲だそうだが、舞台という土壌であれば、これらの台詞が(仮に全く同じであったとしても)生きて来る。舞台という空間の中では、俳優の存在も、又その俳優が発する台詞も、皆一同に「道具」の一種に過ぎないからで、ある意味で舞台は常にその道具の集合体であるとも言える。しかし映画はそうではない。俳優のアップもあれば、ツーショットも、又、公園を空撮するシーンも同様に、ひとつの映画作品の時間軸の中で語られる。そういう意味では、この男たちの台詞は、ただの情けないやさおとこライターと、虚栄心の塊であり変態医師の枠を出ることができなかった。しかし、もし、原作を無視して筆者の感想を導き出すのが狙いだとしたら、これは大当たりだったかも知れない。つまり、映画という土壌においては、この部分ばかりが結果的にクローズアップされてしまった。そして、これをご覧になって「男って女々しい生き物だ」と思った女性諸兄へ。多かれ少なかれそれは正解。所詮、男なんて、そんな非現実的な空想を重ねる生き物である。過大評価は男を付け上がらせるだけで最悪は命取り。(失礼、こんなにいい男ではないが・・・)

役者について少し書くと、ジュード・ロウという俳優は余り好きではないが、今回は可愛そうだった。ジュリア・ロバーツは、「オーシャンズ12」でも書いたが、益々心配である。何か、輝いていた物を失ってしまった様である。「エリンブロコビッチ」の時はオーラはあったのだからそれ以降だと思う。この間の彼女の作品を確認する必要があると思う。GG賞でダブル助演賞に輝いた、ナタリーポートマンとクライブ・オーウェンはいずれもオスカーは逃したが、筆者の鑑賞ではこの二人は明暗を分けた。ナタリーは実に、等身大の女性を見事に演じてみせた。4人の中心人物の中では一番訴える物があった。そして、ラストを彼女に持っていったのも正解だった。この作品は、ナタリーの役を中心に鑑賞すれば間違いは無い。一方でクライブ・オーウェンの演技は残念ながら賞に値するものとは思えない。筆者は女性ではないからその辺りのヒロインの感情は分からないが、どうして最後にああいう結末になるのかが分からなく、多分、その理由の多くは、申し訳ないが、オーウェンの表現力不足によるものだという結論に達した。

タイトル曲は良かったかなぁ。でも、やはりこの曲に一番イメージも演技も合っていたのは、ナタリー・ポートマンが演じたアリスだった。

これもDVDで十分だが、この作品を楽しむには、やはり筆者には英語力なのだと確信してしまった。翻訳でなく、自身の感性で男女の会話を楽しめれば・・・。


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by turtoone | 2005-06-01 21:34 | 映画(か行)