暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

くたばれ! ハリウッド ~新作DVD~

b0046687_9393758.jpg以前からアメリカ映画界ではひとつの市民権を得ていたドキュメンタリーというジャンルが、マイケル・ムーアなどの活躍もあって、日本にも結構普通に紹介されるようになったのは大きい。本作品は、パラマウント・ムービーの救世主とも言える、ロバート・エヴァンス氏の自伝ドキュメンタリーである。彼ほどの人物なら、こういう作品の作り方よりも、ストーリー性のあるノンフィクション・ドラマに仕上げた方が良かったのではないかと、上映公開中にはわざわざシアターまで行くことを筆者は拒んだ。それは正解で、何も大きなスクリーンで見るほどのものではなかった。今回DVD購入に至ったのは、やはりこの中にある、歴史的資料としての映像に食指を引かれたからであり、その意味で自分の選択は間違っていなかった様だ。

そもそもそのきっかけとなったのは、書籍であって、殆ど立ち読みした(しかも、麹町の販促部で)挙句、社販割引で購入。その日に帰宅するまでには読み終わっていたほど原作は面白かったので、ドラマでもない限りスクリーンを必要とはしなく、32型サイズでもあれば十分だと思った。思ったよりもドラマチックな作りではあったが、ドキュメントの域を脱してなく、また、自分史であるにもかかわらず、やけに一般の論調に忠実な再現と脚本の構築には、もっと自分の主張を出しても良いと思った。しかし、逆に言えば、このあたりに映画人としての拘りと皮肉を感じるのが妙に気持ちよかったりするのは筆者だけではないと思う。こういう人間性をもった人物がある意味で腐敗しているハリウッド映画界のひとりだと思うと、今後の映画界も安心だし、是非、第二、第三のロバート・エヴァンスの登場を期待したい。

余り、多分今後も触れる機会がないと思うので、アリ・マッグローに触れておきたい。彼女を一躍スターダムにのし上げたのが「ある愛の詩」で、この作品秘話に関してが、この映画でも前半の山場になっているので、この部分は映画ファンには必見。是非、お勧めしたい。本作品でも触れているが、「ある愛の詩」は、アリがパラマウントのロバートに持ち込んだ作品である。原作は学生時代の友人のエリック・シーガル。誰もがひとつ上を目指していた部分に運命の出会いがあったのであろう。ただ、ロバートが本作品の冒頭近くで語っているように、「人生に偶然はない。準備が整っているから、めぐり合わせがある」節を述べているがこれは真実である。アメリカン・ドリームの象徴のひとつでもあるハリウッドでの成功は、決して偶然なんかではないという彼の一貫したメッセージは、作品以上に鑑賞者に心強さと戒めを与えてくれる。アリに話を戻すと、彼女は、女優としての出演歴が多くないのに、ロバート・エヴァンス夫人として、更には、スティーヴ・マックィーン夫人としていずれも長くはなかったが、映画界と関わりのあるところにいたために、その存在感は大きかったのかも知れない。筆者は特に彼女に詳しいわけではないが、何か、エンタメ界には珍しく、献身的な女性というイメージがある。

筆者が映画を見始めた頃、雑誌「ロードショウ」に掲載された彼女の写真では、当時、「マックィーン夫人」であった。そう考えると自分の歳も可也気になるから怖い。

GWは自宅でDVD三昧したい人には、息抜きの一本として、レンタルでお薦めしたい。


allcinema ONLINEの作品ページ
eiga.comの作品ページ


よろしかったら、こちらにご協力を。映画のブログも検索できます。
人気blogランキング
[PR]
by turtoone | 2005-05-01 10:39 | 映画(か行)