暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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コンスタンティン

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当ブログの2005年春夏シネマ期待度ランキングで第2位にランクインさせていたほど期待が大きかったが先週末は忙しなく、また、家内と一緒の鑑賞を予定したので一週遅れであった。この作品、評価が「好き・嫌い」で可也分かれると思う。そしてその基準も「マトリックスと比べて云々・・・」という基準が多いと思う。それだけ、キアヌ・リーヴスあっての「コンスタンティン」という映画作品に仕上がっていた。そして、このあたりの主役の位置付けは「ヴァンヘルシング」のそれにも似ているが、キアヌとジャックマンの存在感の差が、表題作品に至っては物凄く大きい物に感じた。つまり、この数年でキアヌという俳優自体がいつのまにかとてつもなく大きな存在になっていたのである。

「好き・嫌い」で分かれると言ったが、筆者は「相当好き」に分類する。そして、マトリックスと比較(したくないが・・・)して、数段「コンスタンティン」が好きである。その根拠を述べると、マトリックスは、映画の前にすでに物語も、キャラクターも確立されていた。確かに、最初にキアヌと聞いたときに、かなりイメージが違ったが、その不安は第一作めで払拭されたものの、全体にある世界観が優先され、キャラの魅力より、常に舞台となる世界が一体何なのかが優先されてしまった。この点がマトリックス・シリーズの最大の特徴であり、同時にキャラを考えると最大の難点でもあった。

コンスタンティンの原作はご存知のように、アメ・コミの「ヘルブレイザー」であり、これはアメ・コミの常であるが、ひとつの作品には何人ものコミック作家が関与しており、画風やタッチもそれぞれ違う。筆者もこの原版をすべて熟知しているわけではなく、部分的にしかしらないが、それも幸いしたのか、今回この映画作品によって構築されたコンスタンティンの世界観というのが、独特かつ最高のものであるという点が大きい。これは、ティム・バートンの映画「バット・マン」で、それまでの作品とは違う、ゴッサム・シティーという「世界観」を作り上げた点と類似する。その中の住人であり、また、この物語の主役である、「ジョン・コンスタンティン」がイコール、キアヌ・リーヴスという点で、既に、コンスタンティンとキアヌが同軸で見られるところが、今作品がマトリックスより必然的に優位に立った点である。

ストーリーの根幹に流れるものは単純で、エクソシストとしてのコンテタンティンの活躍であるのだから、悪戯に物語を引っ張ることは作品自体を間延びさせる。そこで考え付いたのが、冒頭の導入部との絡みを、「イス」を使ったり、そのイスのシーンのために、ミッドナイトとの関係やその店内、あるいは、後半に繋がる部分の事前説明を前半でほとんど終わらせていた手法による。悪魔払いの数々のアイテム説明の処理も上手かったし、弟子を自称するチャドの関連シーンも、常道だったが、上手く全体の流れに乗せていた。さらにいえば、このプロモーション映像を見た人は多いと思うが、プロモでおなじみのシーンと、本編との関連に、数々の「巧妙」な技を発見した。ある種のサブリミナル効果を狙っているのだろうが、幾つかのシーンで、次にコンスタンティンが下す「方法」を想定できる構成と、カット割を考えたのは見事。プロモ映像で創造したイメージや世界観と、本作品がピッタリ一致したという人がかなり高いパーセンテージで存在すると思う。筆者は、そのものズバリであった。そして、だから余計、次のシーン、そのまた次の世界観に期待が膨らんだ部分が大きかったのである。

そして、ラストの処理も良かった。勿論、事前情報で、エンドロールの後にエピローグがあると聞いていたのも大きかったが、そうでなくても、エピローグの無いラストだったら、消化不良気味で、多分、エンドロールもじっとスクリーンを眺めていたと思う。

筆者はかなり肯定的に好感を持った鑑賞になったが、冒頭にも書いたようにこの作品はそのあたりが大きく分かれる。正直、好感を持っていなかったら、説明がつかないと思えるシーンも、また、無理な設定も幾つかある。そういう意味でこの作品を「良く」みたいのなら、少々の疑問は追いかけないことである。そして、やはり最初はシアターをお勧めする。「ヴァンヘルシング」と同じで、この手の作品は、テレビ画像では、魅力が半減以下になってしまうので・・・。


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by turtoone | 2005-04-23 20:50 | 映画(か行)