暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン ~My Collection~

b0046687_035513.jpgレオさまのバイオグラフィーで考えると、この作品は「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」の間に位置するが、公開された「アビエイター」に出てくる、パンナム社やTWA社と幾つか重複するカテゴリーがあったので、直にDVDをもう一度見直した。そのレビューになる。特に、TWAについては、レオさま演じるパンナムのパイロットに化けたフランクの役が、TWAの旅客機にデッド・ヘッド(無賃乗車)する処が大変可笑しい。この作品のときから既に、「アビエイター」向きに(アビエイターの構想は、8年以上前からあったと言っている)わざわざこのシーンがあったのか、単なる偶然か分からないが、鑑賞者としての勝手な理屈をいえば、この風刺は面白かった。

監督がスビルバーグ。日本での公開は、「G.O.N.Y」と「キャッチ・ミー~」は1ヶ月ぐらいの間隔しか無かったと思う。それもそのはずで、「G.O.N.Y」が制作費も製作日数も莫大に費やしたのにくらべて、「キャッチ~」は何日か忘れたが、大変短い日数で完成したと当時も話題になっていた。この3作品をレオさまの主演作という共通項以外で比較することは出来ないが、演技だけのことをいうと、「キャッチ~」の演技が、一番軽くて好き・嫌いで物をいえば、一番好きである。ディカプリオという俳優を考える時、難しいのは「演技能力」と「演技の好き嫌い」のふたつが一致しないということである。勿論、元々が大変上手い人であるが、やはり、「上手い!」って思う作品は「ギルバート・グレイブ」だったり、「アビエイター」だったりするのだが、「好きだ!」という演技は「タイタニック」であり、この作品である。これは、例えば「仮面の男」を観ればよくその辺りが分かるのだが、ルイ14世役はとにかく「上手い」と思うのだが、決して好きでなく(寧ろ憎々しいほどうまい・・・)、双子の弟・フィリップ役には大変好感が持てる。思わず応援したくなる。こう考えると、この俳優は、やはり2枚目で好感青年を演じている時が、最も絵になる俳優なのだと思う。筆者がよく言う、例えば、レニーやセロンみたいに、本来上手な人が何も、役作りだからといって、太ったり、醜くなったりして欲しくないように、ディカプリオという俳優も、わざわざ「俺はこんなに上手だぞ」とひけらかすような役どころには着いて欲しくないというのが、勝手な解釈と意見である。

作品に戻ると、この作品はレオさま的に考えると、パンナムやTWAのリンクがあるが、トム・ハンクス的にいうと「空港」というキーワードで「ターミナル」にリンクしている。冒頭近い部分で、トム・ハンクス演じるFBI調査官がフランス警察で、自分の名前を中々きちんと発音してもらえないシーンがあるが、まずそこから既に「ターミナル」の「クロコウジア」に繋がるし、この作品は空港でまんまとフランクに巻かれてしまうが、「ターミナル」ではその空港に居住し、誰よりも空港施設に詳しくなっているというところがやはり可笑しい。但し、残念だったのは、この作品ではストーリーがそうであるから仕方ないが、トムとレオさまの絡みが少なかったこと。嫌、逆を言うのであれば、この物語にしては、逆に結構絡みを作ったのかもしれないと思う節が幾つかあった。どちらかというと、内容や人物像(実在の人物)よりも、プロモーション的には、スピルバーグとトムとディカプリオの豪華共演というのが前面に出していたので、そんな脚本のサーピスもあったのではないかと思われる。だから、それほど主役の人物像に注目されなかったにもかかわらず、ディカプリオが16歳の彼を見事に演じたところには高い評価をしたいと思う。

そして、その演技の裏には、クリストファー・ウォーケンとマーチン・シーンというふたりの名優が存在していることも忘れられない。ウォーケンは、それこそ「ディア・ハンター」以降は、余り筆者の記憶に無い。一方のマーチン・シーンは、若い俳優の良さを引き出すことが巧みな逸材である。ディカプリオの作品に関していつも思うことであるが、本当に共演者やスタッフという部分に恵まれている。これも、持って生まれた天分であり才能でもある。

ディカブリオ出演作の中では、テーマ性が重くのしかかってくるものでもなく、また必要に長くもなく、筆者には丁度鑑賞に適当な作品だと思う。


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by turtoone | 2005-03-28 21:43 | 映画(か行)