暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
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仮面の男 ~My Collection~

b0046687_2117664.jpg別に「アビエイター」がオスカーで惨敗したのから、レオ様の出演作品をレビューしているわけでは無い。(か行)はディカプリオの映画作品が沢山あるだけなんで・・・。筆者もそんなに往生際の悪い方では無い。週末には、もう一度「Ray/レイ」を見てこようと思う。おっと、その前に「コラテラル」の新作DVDを購入して・・・。

さて、「三銃士」であるが、所謂、「三銃士物語」というのは何篇にも亘って書かれていて、この「仮面の男」は、確か、「ダルタニアン物語」の最終章?「鉄仮面」という話の映画化で、原作は何れも、「岩窟王」で著名な偉大なフランスの文豪アレクサンドル・デュマである。この「三銃士」というのは原作本を全部読んだことがない。というか、筆者の少年期には、大きな図書館に行っても、日本語訳でこれら全巻を所蔵しているところは、多分国立図書館くらいだったであろう。大学の図書室にはあったが全部仏語版であったのを覚えている。ネットが普及して、半年ほど前、何かの発表で「三銃士」を引用しようと思って検索をかけたら、何と、「三銃士大好き系サイト」というのが沢山立っていて驚いた。なるほど、フランス史の中でもアイドル的な存在になりうるキャラでもあると妙に納得した。

さて、「鉄仮面」の章は、この一連の三銃士物語の中でもストーリー展開が暗い。映画ではそうでもなかったが、原作では年老いた、アトス、アラミス、ポルトスと、王への忠誠に全身全霊を捧げるダルタニアンとの間に確執が生まれてくる。最後にそれは解消されるのだが、最悪の結末が・・・。しかし、このイギリスとの微妙な関係が全て修復し、その後の「ルイ14世」の時代は、フランス史上、いや、世界史上でも類い稀な治世と、権威と、栄華を後世に示した時代となった。というのが、三銃士物語の大団円である。三銃士が介在していたからこの名君が生まれたというのが、とてもフランス人らしい考え方であろう。

そしてこの映画作品を高く評価するのは、キャスティングである。特に、三銃士のキャスティングは最高である。アラミスに「運命の逆転」でみごとにケビン・コスナーを抑えてアカデミー主演男優賞を受賞したジェレミー・アイアンズ、ポルトスにフランスの名優、ジェラール・ドパルデュー、そしてアトスに筆者も大好きなジョン・マルコビッチ。更にダルタニアン役には、「若草物語」でウィノナ・ライダーの相手役で筆者にも覚えの高いガブリエル・バーンと、何れも、ひとくせもふたくせもある俳優陣は、とてもアメリカ映画とは思えない。そして、ここに、当時弱冠24歳のディカプリオがルイ14世と双子の弟フィリップの2役で主役を張っている。正直、この作品で、ディカプリオは然程目立っていないが、一方でこれだけの陣容の中で影が薄いわけではない。この作品を始めてみたとき、「ギルバート・グレイプ」以来、久々に若手の演技派を筆者が確証した作品でもある。特にこの作品では、ルイ役とフィリップ役の時の彼の「目」に注目して欲しい。ルイ役の時に見られる傲慢で、横柄で、冷酷なまなざしと、フィリップの優美で、繊細で、しかし何処か不安なまなこの使い分けを目だけで演じきってしまうところは、この若さでという次元でなく、天性の俳優としての資質を実感できる。

この作品は「タイタニック」から2年後の作品だ。本人が好むと好まざると、「タイタニック」に出演したのは事実だし、確かにあの役柄では演技派としてのディカプリオを表現しきれなかったというのは理解できる。だが、これだけの演技をしている自分というのを、自身で分析したことがあるのだろうか。今、それを是非、ディカプリオに伝えたい。

歴史物は悪戯に大作になり易いが、この作品は全く違う土壌で勝負している。派手ではないが、この「おとなのための三銃士」作品を今後も、たまに見るのも良いと思う。


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by turtoone | 2005-03-01 22:18 | 映画(か行)