暫く療養と入院、更に手術をしまして映画ブログは更新を怠っておりました。作品は鑑賞してますので、徐々に復帰させていただきます。今後共、よろしくおねがいします。


by turtoone
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

依頼人/ザ・クライアント ~My Collection~

b0046687_062219.jpg俗に、ジャン・クリシャム3部作といわれる第三作目であるが、この3作品を見ていて共通していることといえば、「逃げ」である。主人公、というか、この作品では依頼人の少年が、数々の巨悪から逃げる。実際に逃げるシーンもあれば、精神的に回避していくシーンもある。他の2作もそうだ。特に、非常階段を駆け下りたり、窓を突き破ったり、しかし、実際に逃げているのはすべて善良な一般市民であって、筆者と然程変わらない。現代の世相とは、こういう事件と常に紙一重にいるのかと言う驚きを感じるし、又、自分がこういう場合、こんなに逃げれるかどうかと考えると、到底無理だと思う。

しかし、彼らの「逃げ」は、すべて逃避では無い。言い方を変えれば「正義のための逃げ」、「真実のための逃げ」、「信念によるものの逃げ」等々、要するに、行動としては逃げているが、前に進んでいるのであって、所謂、日常に抱える諸問題から逃げる、要するに、「自分から逃げる」という後ろ向きな行為では無い。故に、これらの作品では、ただ単にサスペンス映像としての面白さだけで「逃げ」のシーンを敢行しているわけでは無いことを触れておきたかった。

スーザン・サランドンはこの作品で英国アカデミーの主演女優賞を獲得し、オスカーでも候補になったが受賞には至らなかった。これまでも候補には、「テルマ&ルイーズ」等で、4回目の候補だったためにこの回は、という呼び声が高かったが、この年は「ブルー・スカイ」のジェシカ・ラングだった。しかし、この翌年の「デッドマン・ウォーキング」で5回めの候補となり、見事に受賞した。彼女の強さを表しているのはこの作品だっただけに、こっちで賞を取らせたかった。また、スーザンといえば、私生活でティム・ロビンスをパートナーとして同棲、子供もふたりいるのも有名である。この作品は40代の時だが、色々なものを背負い込みながら、しかし、真実を求める力強い女性を演じているのが、それまでの私生活を前向きに積み重ねた結果の自信にあふれている演技が印象的で、今見てもホレボレしてしまう。

マーク役のブラッド・レンフロのタフな役も良かった。彼はこの後「スリーパーズ」等に出ていたが、最近は中々話題作には出ていないのが残念だ。



allcinema ONLINEのページ
goo映画の作品ページ

よろしかったら、こちらにご協力を。映画のブログも検索できます。
人気blogランキング
[PR]
by turtoone | 2005-01-15 23:30 | 映画(あ行)