愛と追憶の日々 ~My Collection~
2004年 12月 20日
予告通りのレビューを書く。1983年にこの作品が映画界だけで無く、様々な社会的な影響を与えたことは記憶に新しい。そして今見ても、固定電話機のシーン以外は決して古さを感じないのは、この映画の主題が永遠のテーマであることを如実に表しているといえる。
母娘という間柄は、親子であると同時に、ライバルであり親友であり、良き理解者でもあり、時には世の中で一番憎らしい奴にもなり得る。これが「お互い様」であるから、色々と厄介だ。一番素直に本心を打ち明けることも出来るし、同時に一番本音をいいたく無い相手。父と息子という関係には絶対に有り得ない、そして、この世の中で一番「素敵」な人間関係である。
物語も良いが、シャーリー・マクレーンの役者としてだけでなく、それ以上に人間としての素晴らしさ、特に「深み」を絶賛したい。筆者ですら、それもこの映画を始めてみた20代の頃に、このシャーリーに憧れ、プラトニックな感情に浸った。その彼女も今年で古希を迎えている。シャリー・マクレーンには数々の出演作があり、「チャンス」や「愛と喝采の日々」も彼女ならではの演技を披露してくれるが、この作品は「絶句」である。女性は年齢では無いということ、人生は幾つになってもその気になれば素敵なことにめぐり合えるということ、等々・・・、色々なことを、物語や演技以外に、彼女自身が教えてくれるというところに、映画という枠を超えた感動と教訓を得ることが出来るのである。
因みに、オスカーでは、「主演女優」でこの母娘役は争った。デブラ・ウィンガーも他の年ならきっと栄誉に輝いた名演技だったが、相手が悪過ぎた。なにしろ、原作以上に演技をしてしまった俳優と競うことになったのだから・・・。
映画同様、最後まで、この「母娘」は争いそして讃えあった。
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母娘という間柄は、親子であると同時に、ライバルであり親友であり、良き理解者でもあり、時には世の中で一番憎らしい奴にもなり得る。これが「お互い様」であるから、色々と厄介だ。一番素直に本心を打ち明けることも出来るし、同時に一番本音をいいたく無い相手。父と息子という関係には絶対に有り得ない、そして、この世の中で一番「素敵」な人間関係である。
物語も良いが、シャーリー・マクレーンの役者としてだけでなく、それ以上に人間としての素晴らしさ、特に「深み」を絶賛したい。筆者ですら、それもこの映画を始めてみた20代の頃に、このシャーリーに憧れ、プラトニックな感情に浸った。その彼女も今年で古希を迎えている。シャリー・マクレーンには数々の出演作があり、「チャンス」や「愛と喝采の日々」も彼女ならではの演技を披露してくれるが、この作品は「絶句」である。女性は年齢では無いということ、人生は幾つになってもその気になれば素敵なことにめぐり合えるということ、等々・・・、色々なことを、物語や演技以外に、彼女自身が教えてくれるというところに、映画という枠を超えた感動と教訓を得ることが出来るのである。
因みに、オスカーでは、「主演女優」でこの母娘役は争った。デブラ・ウィンガーも他の年ならきっと栄誉に輝いた名演技だったが、相手が悪過ぎた。なにしろ、原作以上に演技をしてしまった俳優と競うことになったのだから・・・。
映画同様、最後まで、この「母娘」は争いそして讃えあった。
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by turtoone
| 2004-12-20 14:36
| 映画(あ行)