ミスティック・リバー
2004年 12月 11日
公開中にシネコンで見たときは、意図の分からない映画だった。というより、丁度オスカー本戦の前で、当時賞の対象になっている映画で、まだみていない映画を見あさっていた時期だった。確か直前にみたのが、「シービスケット」か何かだったので、余計になんともいえない後味の悪さを感じた。
改めてDVD化された本作を見ると、なるほど、クリント・イースト・ウッドという監督は大変緻密な物語を構成すると思った。どうしても冒頭のシーンに引っ張られ、ティムの役にのみ物語の中心を置いてしまい勝ちであるが、ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンの3人の役は、それぞれ過去に傷つき、現代社会の病巣の中に、しかし、現在を懸命に生きている。だからこそ、このストーリーは、運命の悪戯という偶然で出会ってしまい、一気に共通の過去に振り戻されたことで、この悲劇が始まる。まさに、人生は糾える縄の如しなのである。
役柄的には、ショーンは「アイアムサム」の方が、ティムは勿論「ショーシャンク」が、ケビンも「スリーパーズ」の方が夫々適役であったにも係わらず、彼ら3人がこの作品に役者としだけでなく、人間として取り組んだ姿勢を強く感じる演技であった。その部分に関しては、大きな拍手を送りたい。
というよりも、既に、オスカーで全世界の映画ファンから最高の喝采を受けてはいるが・・・。
公式サイト
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改めてDVD化された本作を見ると、なるほど、クリント・イースト・ウッドという監督は大変緻密な物語を構成すると思った。どうしても冒頭のシーンに引っ張られ、ティムの役にのみ物語の中心を置いてしまい勝ちであるが、ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンの3人の役は、それぞれ過去に傷つき、現代社会の病巣の中に、しかし、現在を懸命に生きている。だからこそ、このストーリーは、運命の悪戯という偶然で出会ってしまい、一気に共通の過去に振り戻されたことで、この悲劇が始まる。まさに、人生は糾える縄の如しなのである。
役柄的には、ショーンは「アイアムサム」の方が、ティムは勿論「ショーシャンク」が、ケビンも「スリーパーズ」の方が夫々適役であったにも係わらず、彼ら3人がこの作品に役者としだけでなく、人間として取り組んだ姿勢を強く感じる演技であった。その部分に関しては、大きな拍手を送りたい。
というよりも、既に、オスカーで全世界の映画ファンから最高の喝采を受けてはいるが・・・。
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by turtoone
| 2004-12-11 22:38
| 映画(ま行)